打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

戦い終わって、日が暮れて

2011-11-28 19:31:04 | Weblog
「え? まだ選挙してなかったの。あんだけ前から騒いでいたのに」という大阪市長選は、昨夜に橋下徹の勝利で終了しました。

大抵の人は橋下さんの勝ちと思っていたんじゃないかなーと思うんですよ。

だってさ、平松さんサイドって人格攻撃しかしないんだもの。相手の政策の粗をついたり、自分の政策の優れている点を語ったりするならまだしもね。

ひょっとしたら、そういう点もきちんと言っていたのかもしれないけど、こちらに流れてくる情報は、橋下さんの人格や外見を必死で糾弾する内容しかなかったよ。

私が大阪市民だったら「なんでそんなに必死なの?」って引いちゃってたと思うな。少なくとも人格攻撃や出身をあげつらう人に票はあげたくないなあ。

平松さんサイドは「あんな男に任せちゃおけん!」って感じだったんでしょうけど、やり方が悪すぎたんだ。

もっと自分の政策に自信を持っていればよかったのに。味方も随分と多かったんだから。それとも味方が多すぎたかな? 船頭多くして船山に登る、だったか。

……まあ、立場の優劣で負けたと思っていたのかもしれないですけどね。既得権益が強くて市民の不満が高い地域なら、保守派より革新派の方が強くなるものですよ。

だからこそ、人格攻撃に走るしかなかった……。その時点で詰みですな。


これは穿ちすぎかもしれないけど、あの人格攻撃が橋下さんサイドの戦略だったらどうでしょうか。

わざとイデオロギー的(君が代など)な発言を出し、相手に尻尾を掴ませる。でもその尻尾は罠。おそらく平松さんサイドは「これは責められる弱点だ!」と大喜びで飛びついたんでしょうな。

実際、平松さんサイドやマスコミは、橋下さんに「独裁者」というレッテルを貼りました。いわゆるイメージ戦略です。「ハシズム」なんてフレーズも聞いたな。ファシズムのもじりですかね。ははっ!

でもその尻尾はフェイク。ぶっちゃけた話、公務員が君が代を歌おうが歌うまいが、有権者の大半には関係のない話なんですよね。だって有権者には公務員以外の方が多いんだもの。

そもそも有権者が望むことは、よりよい政治を行い、暮らしやすい場にしてもらうことじゃないですか。

平松さんサイドはそれを忘れていたんじゃないかな、と今回の顛末を見て、思いました。尻尾にとらわれすぎたんだ。

もし橋下さんサイドが相手のイメージ戦略を逆手に取ったんなら、すごいなあ。


ところで、どうもある思想の方は「君が代→国粋主義者→戦争好き」と連想してしまうらしいけど、自分の国の国家を歌うのはどこの国でも普通にやってることですからね。