打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

信長はやり

2011-11-27 13:54:03 | Weblog
ここ1~2週間で購入した漫画。

『信長の忍び』:重野なをき著

『信長協奏曲』:石井あゆみ著

『信長のシェフ』:原作西村ミツル 漫画梶川卓郎


偶然3つとも信長が出てくる作品になってしまった。

とはいえ、ここが創作世界の面白さ。3つの作品すべてが違う創りになっています。


『信長の忍び』の主人公は伊賀の凄腕忍者の千鳥。天然ボケでおっちょこちょいだけど滅茶苦茶強い。

その千鳥が信長のお付き忍者になって騒動を巻き起こす……という4コマ漫画なのですが、これがなかなかに読ませる。

コメディ漫画なのに史実を踏まえ、非常に魅力的なキャラクターを創っている所が面白い。


『信長協奏曲』は現代の高校生サブローが戦国時代に行ってしまうタイムスリップ物。

織田信長と瓜二つのサブローは信長と入れ替わって那古屋城の城主に。

歴史はとんと疎いサブローが現代人的な感覚で、信長の偉業を成し得ていく所に面白さがあります。

ものすごくダークな秀吉が印象的でした。


『信長のシェフ』はこれまたタイムスリップ物。おそらく現代の料理人であろう主人公ケンは戦国時代にタイムスリップしてしまう。

記憶を失っているケンは料理の腕を見こまれて織田信長の料理人になる。

記憶はないのだが料理の知識はしっかりと覚えているケン。南蛮人を喜ばせたり将軍を驚嘆させたりと命がけの活躍をみせます。

『JIN』が流行ったから、その影響で創られた作品なんじゃないかなと思ったり。

でも医学よりも料理の方が身近だからとっつきやすいといえば、とっつきやすいですね。


3つとも真っ当な歴史漫画ではなく、どこか一捻りしてあります。

その一捻りが創作家の個性というものなんですよね。実に興味深い。

あと、織田信長という人間が時代の寵児だったことも改めて思い知らされたのね。