にこたま

天気がいいので、近所の公園を散歩してきました。

並木道から外れて、落ち葉にうずもれた木々の間をのんびりと歩いていたら、後ろでパサ、パサという音が。振り返ってみても、ただ木が立っているだけ。

普通なら全く気にしなかったのですが、散歩中ということもあり時間もあったので、音のした方に歩いていったのです。

そしたらですね、落ち葉の中にうずらより大きめの卵が二個。ははあ、この卵が木の上から落ちたのでしょうな。はて、何の卵だろうか。丁度くるみのように手の中で転がすに丁度良い大きさ。そんなことをしたらぐしゃりと潰れてしまうでしょうが。

思い切って触ってみました。あ……温かい。間違いない、産みたてです。命の温もりというものを感じてしまいました。それかさっきまで母鳥が温めていたかのどちらかですね。何にせよ驚く程の温もり。よい休日の一コマでした。