打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

お米はどこへ消えた?

2006-02-27 10:52:15 | Weblog
戦国時代のゲームを今、猛烈な勢いでやっているんですよね。

そこでふと思ったのですが、時代劇などで

「米なんて祭の時でもないのにくえるわけがねえ」

とか、当時の農民の貧しさを現すエピソードがありますが、本当に喰えなかったんでしょうかねえ?

いや、だって。当時の日本はとれる米の量で土地の豊かさを換算していたんですよね。加賀百万石とか。

百万石ってどれくらいの量なのでしょうか。
調べてみたところ

1石(こく)=10斗(と)=1000合(ごう)

らしいのです。

つまり100万石は、10億合ということになります。

1600年の日本の人口はおよそ1200万人。このうちの8割が農民だったそうですから、当時の国力はおよそ3000万石。一年で約300億合もの米を約240万人で食べていた事になります。

…………食べきれるのかなあ。

当時の武士の一人扶持は一日5合。一年で1825合。

まぁ、農民以外の人たちが一日5合食べていたとして、約16438356……1643万8356人分の米が生産されていた事になります。これ、絶対食べ切れませんよねえ。というか、当時の人口よりも多いではないですか!

ひょっとしたら(ひょっとしなくても)米が食えないなんて時代劇の作り事だったのではないでしょうかねえ。どうなんでしょ? 数字で測れば米が食えないなんて事はなかったのでしょうが、そこに人間の欲や想いが絡むと途端に数字では測れなくなる。ロマンだ(変なまとめかただなあ)