打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

ミスター街っ子

2006-02-11 21:50:50 | Weblog
ただいま戻りました。

友人が就職をするので、引越しの手伝いへと行ってきたのです。

朝6時起きで博多駅で、同じく手伝いを頼まれた友人と待ち合わせ、二人で電車に乗って向かったのですが。

なんともいえない感覚に襲われちゃいました。

窓の風景を見ていたんですけどね。何か違和感を感じたのですよ。何かおかしい。普通の家が集まっている光景だけど、何か変だ。いつもと違う。

「ねえ、何かおかしくない?」

向かい側に座っている友人に尋ねると、彼は笑顔で

「ああ、ここら辺はまだあまり拓けていないんだね」

そうか!アパートとかマンションが視界に一つもないんだ。
恥ずかしながら、こんな光景生まれて初めて見たのです…。私が今まで見てきた車窓の風景には、必ず三階建て以上の建築物があった。

「なんか……。変な感じ」
「そうかい?」

しばし無言状態。また景色が変わる。竹林がずっと続きだした。

「ちぃ~。竹林が邪魔でまったく景色が見えない」

と、そこに…竹やぶの中からお墓がチラリ。

「……なんか、帰りたくなった」
「いきなり、どおした?」

曇天だったこともあるでしょうか、なんかごっそりと気力が奪われてしまったのです。何に奪われたのかさっぱりわからないのですが、とにかく奪われたのです。

竹林を抜ければ、そこは一面の畑でした。

「おわー。家がほとんどない!」
「うん、なかなかお目にかけられる景色じゃないな」

窓に映るのは、畑畑畑畑家畑畑家!!って感じの風景だったのです。

あれ…?畑と畑の間のあぜ道に…何か建ってる。

畑同士の間に、小さな掘っ立て小屋が建っていたのです。その小屋の上には、どうやら焼き鳥屋さんらしき看板が掲げられていたのです。

「ねえ……」
「何?」
「俺、就職する時は街でしようと思う……」

博多からまだ30分と離れていないのに、もうネオンが恋しくなる根性無しの私でした。