打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

天下無双とは

2006-02-14 15:17:15 | Weblog
時代劇を観たり、バガボンドを読んだり、太閤立志伝で剣豪プレイをしていると思うのですが、戦国時代から江戸末期にかけていろいろな剣豪が出てきますよね。

古くは塚原ト伝、新しくは沖田総司。彼らは剣術の腕のすごさにより歴史に名前を残している。

で、この手の話題が好きな人は誰しも一度は考える疑問。
「全時代の剣豪を集めて戦わせれば誰が一番強いのか?」

……実に不毛な疑問ですな!(笑)

実現不可能というのはともかく、それは虎とライオンどっちが強い?みたいにデーターによってありとあらゆる回答が出せるからです。当日の体調によっても結果が変わるだろうし。

そもそも、剣術が武士の主流武器であった時代はほとんどなかったはずです。

今昔物語で弓矢を持った武士が、山中で名刀を持った男に交換しないかと持ちかけられて、交換をする話がある。そしてその武士は弓矢に脅されて名刀どころか身包みを剥がされてしまうのである(これは、刀が実戦に向く武器ではないという常識があってギャグになる)

かの今川義元の異名は「海道一の弓取り」である。決して刀使いとは言われていない。当時の合戦における主流武器は弓矢だったからだ。まずは遠巻きに弓矢を打ち合い、接近戦になれば槍で戦う。刀は相手を倒したあとに首を切りとるための必需品だったのである(その首の数で出世できる)

一般的にみなさんが剣豪と聞いて思い出すのは宮本武蔵なのではないでしょうか。彼は本来は兵法学者であり、剣豪というよりもむしろ一軍の大将になりたかったのです(でも、生まれた時代が30年遅かったですけどね)

ともかく、時代劇でも出てくる剣豪たちは合戦のなくなった江戸時代に剣術家として太平の世を生きていくのです。

そして刀が主流に使われるようになった幕末。

新撰組、坂本竜馬、桂小五郎……などと名前を挙げると暇ないのですが、あえて最強を挙げるとしたら岡田以蔵ではないでしょうか。

彼は歴史上類をない、護る相手に的確な指示をしながら複数の敵と斬り結んでいるのです。これは護られたジョン・万次郎が子孫に伝えている話。

うーん。天下無双は誰なんでしょうねえ?