50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

バイクと映画。

2007-10-04 00:44:06 | 映画・演劇・文学
9月29日から、“Mondial du Deux Roues”という名のエクスポジションが行なわれています。要は、二輪のモーターショー。しかし、そこは自転車大好きのフランス、もちろん自転車の展示も同時に行っています。



でも、このブログのタイトルは、バイクと映画。その関係は? ・・・答えは、最後のお楽しみ!


バイクの展示コーナーです。多くの入場者。しかも、優男風のフランス人を見慣れている目には実に新鮮に映るほど、マッチョ系の男性が多くいます。大型バイクを乗りこなすには、それなりの体格が必要なのでしょうね。それに、バイク乗りにはバイク乗りの雰囲気がありますよね。これって、万国共通のような気もしますが・・・


バイク乗りには、刺青愛好者が多いのか、会場では刺青ショップが店開き。革ジャン、Tシャツ、ブーツ、手にはヘルメット、そして、刺青とイヤリング。

肝心のバイクですが、「二輪の世界」とタイトルで謳っているにもかかわらず、三輪、四輪も。もちろんクルマではなくバイクなのですが・・・






会場では、試乗、といっても動かすことはできないのですが、跨ることはできます。みんな、楽しそうです。本当にバイクが好きなんですね。

女性も。

おっと、危ない・・・子供も。


そして、新技術も。

日系メーカーが展示していた電気バイクです。環境に優しいバイク作りでも、日本が先行しているようです。頼もしいかぎりですね。

自転車は、この通り。

軽量のものからがっしりしたタイプまで。

パリ市も出展。何を・・・もちろん、“Velib'”、レンタサイクルですね。

使用方法などを、ここでも教えています。これから冬へ向けて、利用者をどう維持するか、知恵の絞りどころですね。

そして、いよいよ映画の登場。勘のいい方はもうお分かりですよね。

映画に登場したバイク、バイクが主役のように目立った映画・・・バイク好きな方には叱られてしまいそうですが、これが見たくて出かけたようなものです。

ジェームス・ディーンですね。このようにポスターや写真がパネルで展示されていますが、それらのパネルの裏側では・・・映画に使われたバイクが登場!

まずは・・・

『イージー・ライダー』、ピーター・フォンダですね。いかにも大陸を走る長距離用大型バイク、といった感じがしたのを覚えています。


こちらは逆に、石畳の細い道を走るスクーター、ヴェスパ。映画は、いうまでもなく『ローマの休日』。オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック。カメラマンが乗っていた小型車のフィアットも忘れられないですね。


フェリーニのディレクター・チェア、そしてこの幌付き荷台を引くバイク、といえば・・・La Strada、そう『道』ですね。

ザンパノ・・・浜辺で慟哭するアンソニー・クイーンが目に焼きついています。


インディー・ジョーンズ。原題はインディアナ・ジョーンズ。このサイドカー、いい味を出してますね。こうした映画にぴったりのバイクですね。


少し新しいところでは、『バットマン』。マークで一目で分かるバイク。キャラクターの勝利ですね。

そして、もう一人、颯爽とバイクを乗り回したといえば・・・

『大脱走』のスティーブ・マックィーン。こうした柵を飛び越えたシーン、確かにありましたね。

「二輪のモーターショー」といいながら、三輪・四輪のバイクあり、自転車もあり、さらには映画とバイクの企画コーナーあり・・・このあたりの融通性というか、企画する側も楽しんでいるところが、フランスらしい、あるいはラテン気質なのでしょうか。もちろんバイクがメインではあることに変わりはないのですが。12ユーロ、決して高い入場料ではありませんでした。(7日まで、ポルト・ド・ヴェルサイユのPARIS EXPOで)

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