50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

中世の祭り―プロヴァン③

2007-06-30 00:32:17 | フランス
プロヴァンの中世の祭り、今日はそのご紹介の最終回―――。このお祭りでは、単に衣装だけでなく、中世の暮らしぶりも紹介されています。

暮らしといえば、まずは食事。

大きな鍋で煮物。テーブルの上にはワイン、チーズ、パン・・・。

肉は串に刺して、豪快に焼く! ぶたの丸焼きも、もちろんありました。

このご婦人たちはフルーツや野菜を鍋に入れて煮ていました。スープ作りでしょうか。

食べるためには、もちろん働かなくては・・・。

鉄は熱いうちに打て。ふいごで火をおこし、熱くなった鉄をトンカチ、トンカチ。

鉄板ができたら、それを形作って道具づくり。修理もするのでしょうね。

人を楽しませるのも、立派な仕事。

中世の吟遊詩人かと思いきや、フルートが何とも現代風。でも、これも、ご愛嬌。

子どもたちを喜ばせるのは、操り人形。木の食器をつかんだり、器用なおばあさん人形でした。

町を守るのも大切な仕事。

火縄銃のようなものの実演。あまりに大きな音に泣き出す子どもまでいました。手前にあるのは投石器でしょうか。武器は剣だけではなかったのですね。

犯罪を取り締まるのも、これまた昔からの仕事。

犯罪者はこのように扱われたようですね。

こうした残忍な刑も。かごに入れられたままで、ミイラのように。


狭い旧市街に、ものすごい数の参加者、見学者が集まり、歩くにも一苦労。いってみれば夏のカーニヴァル。中世の街、プロヴァンが一年でもっとも輝く日、それがこの中世の祭りなのかもしれません。

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中世の祭り―プロヴァン②

2007-06-29 00:31:55 | フランス
プロヴァンの中世の祭りには、主催者だけでなく、多くの一般の人たちが参加しています。パリからも、すでに中世の衣装で電車に乗り込み、駆けつけた人たちも多くいました。参加することに意義がある。それだけに、面白い格好も見られました。

まずは、中世は中世でも、なぜか日本趣味の反映された中世から。

どうです、着物に日傘、扇子ももっているんですよ。片や、鎧兜に身を固め。子どもたちは、忍びのような格好ですが、多くの人から「プチ・サムライ」という声がかかっていました。

帯もきりりと締めて・・・

剣道着に菅笠。でも、ビックリする人は少なく、中世を模した街並みに自然と溶け込んでいました。

これだけいるとさぞや日本がテーマのお祭りのようだったのではと思われるかもしれないですが、中世の格好をした人があまりに多く、「日本」だけが特別目立ったわけではありません。

そして、日本趣味以外にも、これは面白い、という場面が多くありました。


プロヴァンの中世人たちは、もうすでに携帯が手放せないようです。

この中世の紳士は、買い物しながらも、携帯でおしゃべり。


この中世人の背中には、デイパックが。

こちらの日本風中世人は、大きなバッグを片手に、飄々と歩いていきました。


若い中世人には、アイスクリームが大人気。

こちらのグループが飲んでいるのは、ビニールのコップに入ったビール。プロヴァンでは中世からビールに人気があった!?

中世の衣装を着ていますが、売っているのは綿菓子。懐かしいお菓子ですが、中世? 固いこと言わず、楽しむのが一番。

実に多くの人たちが中世の格好を楽しんでいました。見るよりも、参加するほうが面白そうです。しかも、お祭りエリアに入るには入場料8ユーロが必要ですが、中世の格好をしていれば参加者扱いで無料。興味のある方は来年ぜひ、中世の仮装で参加してみませんか。和服だけでもOKみたいですよ。

このプロヴァンの中世祭り、衣装だけでなく、当時の人々の暮らしぶりも紹介しています。中世の暮らし、どのようだったのでしょう。明日のお楽しみに。

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中世の祭り―プロヴァン①

2007-06-28 00:20:07 | フランス
フランスの中世、というと、どのようなイメージを持ちますか。騎士、停滞、あるいは宗教色の濃い暮らし・・・ヨーロッパ中世の実態は、従来、一般的に思われていたのとはかなり異なるのでは、という説も出ているようですが、では、自国の中世に対してフランス人はどのようなイメージを持っているのでしょうか。

昨年8月に「収穫祭」で訪れたプロヴァン(Provins:パリから南東へ、電車で約1時間半)で6月23・24日に「中世の祭り」(Les Medievales en Provins)というイベントが行われました。



11~13世紀の歴史を本格的に今に伝える町として、2002年、シラク前大統領臨席の下、ユネスコの「世界遺産」に登録されたプロヴァン。この町で、その中世の面影を再現する、言ってみればメーンイベントとして年に一度行なわれるのが「中世の祭り」です。

(Hotel de Ville入り口に掲示された世界遺産登録のパネル)

主催者に当たるプロヴァンの町の人たちが、自分なら中世をこうイメージするという出で立ちで、景観地区を朝から逍遥。そして、もっとも熱気に包まれるのが24日午後のパレード。どのような格好か、さあ、ご覧ください。


やはり、騎士、あるいは十字軍といったイメージが強いようです。

陽射しがでると暑いくらいの天気でした。甲冑姿は、暑がりのフランス人にとっては、きっと相当な暑さだったでしょうね。


庶民姿の一団です。

確かに、昔というイメージはありますね。しかも背景にある家々が、まさにぴったり。


中世でも音楽が暮らしに潤いを与えてくれていたようです。

こんな勇ましいバンドもいたのかも知れないですね。


異形の人たちが多かったのでしょうか。

それとも、異形への恐怖がこうしたイメージを育んだのでしょうか。


いかがでしたか。皆さんのイメージどおりでしたか。一口に中世といっても、そのイメージはさまざま。見ていて飽きないお祭りです。開発に乗り遅れたのを逆手にとっての、「中世」をキーワードとした街づくり。この日のプロヴァンの町に押し寄せた多くの観光客が、その成功を物語っています。

まだまだ多くの中世があります。明日ご紹介するのは、このフランス中世の祭りに、日本が登場!


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郵便配達夫・シュヴァルの夢。

2007-06-27 00:56:50 | 美術・音楽
Ferdinand Cheval・・・フェルディナン・シュヴァル(1836―1924)。彼がいだいた夢とは、そして彼が実現した夢とは・・・

リヨン近郊、ドローム県にあるオートリーヴ(Hauterives)という小さな村に住むシュヴァルが郵便配達夫になったのは、彼が31歳のとき。毎日33kmもの道のりを、郵便を配達しながら歩いていました。



転機は、1879年4月のある日・・・いつものように郵便配達をしていると、彼は何かに躓いてしまう。そこに彼が見つけたのは、奇妙な形をした、それでいてこの世のものとも思えぬ美しい石。ハンカチに丁寧に包むと、大切に家まで持ち帰ったそうです。その日から、シュヴァルは道々、変わった石、美しい石を見つけては持ち帰り始めました。



石が集まってくると、それを用いて、夢の建物を作ろうと決意。郵便配達を続けながら、朝な夕なに石を積み上げては、夢に描く建物を創り上げていきました。まずは、窪地を掘り、セメントで動物を作り、石で滝を作りました。2年がかりでひとまず完成。その出来映えに自ら驚嘆。さらに大きなものを作ろうと、制作を継続。

しかし、その一見グロテスクなつくりから、近所からは非難の声があがり、白い目で見られることに。しかし、他の都市や外国からの訪問者の励ましに力を得、1912年に巨大な建造物として完成するまで、実に33年、一途に制作を続けました。



植物や動物が大切な要素になっていますが、それ以外にヒンドゥの寺院、聖マリーの洞窟、エジプト風のモニュメントなどを加え、シュヴァルのイマジネーションの赴くまま、自由奔放な制作物になっています。



制作途中の1904年には、この建造物を“Palais Ideal”(理想宮)と名づけました。郵便配達夫・シュヴァルの理想宮。一般人の常識からはかけ離れた建造物であり、創造のパワーあふれるシュヴァルの理想宮は、シュールレアリストをはじめ多くの芸術家たちの関心の的となりました。


シュールレアリズムの中心人物、アンドレ・ブルトンもここを訪れ、賞賛しています(人物との対比で、この建造物の大きさを想像してください)。


ピカソは南仏に行く際には必ずといっていいほどここを訪れ、1937年には、ノートに12枚のデッサンを描き、シュヴァルへの賛歌としています。


カメラマンたちにとっても興趣を呼び起こす対象で、ドワノーも多くの写真を残しています。

1969年には、時の文化大臣、アンドレ・マルローがこれほどの素朴建造物はないとその価値を認め、国の歴史的建造物に指定。シュールレアリストやこの建造物を賞賛する人々の見方が正しかったことを証明しています。


後に切手のデザインにもなった郵便配達夫・シュヴァルの夢を紹介しているのが、9月1日まで郵便博物館で開催されている“le Facteur Cheval”(「郵便配達夫・シュヴァル」展)。

会場には、上の写真で紹介した理想宮のモックアップ(ミニチュア)や多くの芸術家の賛辞(作品)が200点以上も展示されています。


夢を、夢の実現を・・・多くの人には理解されなくても、本物を見極めることのできる人たちにさえ理解されれば、それをパワーに、夢の実現をめざして、わき目もふらず・・・そんな人生がありました。そしてその結晶の理想宮が、「夢の力」を見るものの目に強烈に印象付けてくれます。


Musee de La Poste
34 boulevard de Vaugirard
(日曜・祝日休館)
www.museedelaposte.fr

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モノは、投げ捨て。

2007-06-26 00:02:05 | パリ

ヴェルサイユのきれいな自然の後で、いきなり、汚い写真で恐縮ですが、これはどこだと思いますか。今住んでいるアパートの前、二つの棟の間にある物置の屋根です。私は2階に住んでいるので、すぐ目の前に見えるのですが、屋根の上にいろいろなものが投げ捨ててあります。もう少し、アップにすると・・・


花の終えた植物。土もついたままです。そして、吸殻、何か分からない布切れ。これらはどこから来たのか・・・お分かりですよね。住民の投げ捨て。向かいの棟の4階の窓辺にあった鉢植えがなくなっていますから、そこの住民が投げ捨てたのでしょうね。吸殻はあちらこちらから・・・いくら安アパートといっても、16区なので、住んでいるのは殆どが白人なのですが、こんな状態です。

パリでは吸殻の投げ捨ては当たり前。道路はもちろん、建物の窓から、ポイ。郊外の一軒家に住んでいる知人も、吸い終わると庭越しに、ポイ。いたるところ、吸殻だらけ。よく火事にならないものです。

吸殻なら、まだ小さいゴミですが、上の鉢植え。そして・・・

これはパリ東駅脇の建物の屋根。場所が場所とは言え、この有様。すさまじいですね。「ゴミの分別」以前の状態です。ゴミはゴミ箱へ!

メトロの中でも、食べ終えた後のごみは車内で、ポイ。小さいゴミならタクシーの窓から、ポイ。「ものの投げ捨て」は、これはもう立派にパリの生活文化の一つ!?

私は、よくよくモノの投げ捨てには縁があるようです。中国駐在時代には、歩道をあるいていると道路に面した窓からゴミが目の前に、ストン。同僚たちも、タクシーの窓から、ゴミをポイ。タイ駐在時代には、工事中のビルから、不要になった建築資材が、歩道にドスン。もしかすると、ゴミの投げ捨ては、世界共通!?

でも、フランス国内でも、地方の観光地に行くと市街地でも、道路がきれいになっています。タバコの吸殻も犬の落し物も、殆ど目にしないような気がします。フランスでもゴミはゴミ箱へ、ということはやろうと思えばできるのではないでしょうか。もしかして、パリの住民が習慣を変えたくないだけ・・・?

花のパリ、文化のパリ、そしてゴミのパリ。爽やかな朝に読んだ方には申し訳ないような、ゴミの話題でした。

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ヴェルサイユ・・・緑と花々。

2007-06-25 02:50:30 | フランス
6月のヴェルサイユ。その庭園や周囲の森では、木々の緑が美しく、その中で多くの種類の花々が咲き誇っています。



噴水と音楽のショーを見に行ったついでに撮ってきた写真なのですが、この季節の爽やかの風情をご覧いただければと思います。でも、ネタ切れによるアイデアではありません、念のため・・・。言わずもがなのことを書いてしまいました。反省。では、ご覧ください。







ヴェルサイユ宮殿の周囲には、森を思わせる景色と牧場までが広がっています。




マリー・アントワネットの領地では、グラン・トリアノンの庭をはじめ、愛の神殿などで、きれいな花々が咲き誇り、木々の緑がいまにも滴りそうでした。








晴れると暑いくらいになるのですが、曇って小雨が降ってくると急に涼しくなり、時には肌寒いくらいになります。一日に四季がある、といわれるロンドンほどではないにしろ、パリ周辺も、変化のはげしい天候が続いています。そんな中、晴れ間からのぞく青空に、木々の緑と花々が美しく輝いています。

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ヴェルサイユ・・・水と音楽。

2007-06-24 02:01:09 | フランス
毎週末、ヴェルサイユ宮殿の庭園で、水と音楽のショー(Grandes Eaux Musicales)が行なわれています。


(ご存知、ヴェルサイユ宮殿の正面です)

しかし、ここはフランス、エンターテイメントに徹するアメリカとは異なり、音楽に合わせて噴水の水が出たり止まったり、吹き上がる水が高くなったり、低くなったり、ということはありません。ショーの時間内だけ、噴水が出続け、音楽がBGMとして所々に設置されたスピーカーから流れてくる。ただそれだけなのですが、がっかりする反面、気ぜわしさがなく、ゆっくりと庭園を散歩しながら噴水や木々の緑、花々を見ながら歩けるので、これはこれでそれなりにいい演出になっているような気もしてきます。ちょっと、フランス応援が過ぎてしまっているかもしれませんが・・・。

前置きが長くなってしまいました。ヴェルサイユに関しては説明の必要もないと思いますので、噴水の写真を続けてご紹介しましょう。



















いかがでしたか。昔は噴水も頻繁に出ていたような気がするのですが、今は決まった時間(1日3回)しか出ず、しかも見るのは有料。これもヴェルサイユ宮殿の大掛かりな改修費用を捻出する方策なのでしょうか。修復中だった「鏡の間」もようやく作業が終わり、27日から一般公開されるそうです。

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音楽の祭り。

2007-06-23 00:42:35 | パリ
21日、もう恒例になったFete de la musique(音楽の祭り)が行なわれました。


会場とそのスケジュールを紹介する情報誌“A Nous Paris”です。この情報誌を片手にいくつもの会場をはしごしている人も多く見かけました。1982年6月21日に始まったこのイベントも今年で26回目。すっかり世界的なイベントとなり、上の写真にあるように、昨年はネパールの首都カトマンズでも開催され、そして今年は、110カ国、340以上の都市で行なわれたそうです。

パリでは、ルーヴル美術館のピラミッドの下など観光名所はもちろん、ちょっとした広場などでも、早いところは昼前から、遅くは深夜まで、多くの場所で、多くの人が参加して行なわれました。


午前11時半からノートル・ダム大聖堂前の広場で行なわれた警察ブラスバンドによる演奏です。吹奏楽を中心に、軽快なリズムの音楽を奏でてくれました。観光名所だけに、たまたま居合わせた多くの観光客が写真を撮ったり、音楽を聴いたり・・・ラッキーという声も聞こえてきました。



こちらは、マレ地区のヴォージュ広場。小学生と教師たちによる合唱団です。すごい数の小学生たち(奥の方の列では歌うよりもおしゃべりに夢中な児童たちもいましたが、これも数の内、ご愛嬌です)が、なつかしのシャンソンなども交え、かわいらしいハーモニーを聞かせてくれました。

また、同じ広場内では、ルネッサンス期の音楽の演奏とダンスも小学生たちによって紹介されました。同じ布地を使いながらデザインが一人ひとり違う衣装。さすが個性の国ですね。栴檀は双葉より芳しい!



夜8時(といっても、まだまだ昼のように明るい時刻。因みに日没は9時48分頃でした)、パレ・ド・トーキョー脇では、アルゼンチン・タンゴの夕べが始まりました。ケーナも交えてのフォルクローレの演奏、そして、タンゴ・・・

パリ在住のアルゼンチン人やタンゴが趣味という人たちが集まって、多くのカップルがダンスを楽しんでいました。それもダンス用の靴に履き替えての本格的なもの。実に上手なものです。踊ってみたい、とこういうときには思うのですが、家に帰ると忘れてしまうので、いつになっても踊れないのが残念です。


シャイヨー宮前では、ロック中心のショーが行なわれていました。仮設テント前には多くの若者が集まり、すごい熱気でした。


ロック、ジャズ、クラシック、各国の音楽・・・ジャンルを問わず、多くの場所で、多くの音楽が演奏され、多くの人が楽しんだ音楽の祭り“Fete de la musique”・・・音楽は世界を結ぶ。そして音楽とともに世界に平和が広がってほしいものです。

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パリの面白広告。

2007-06-22 00:29:06 | パリ
最近、メトロの駅に貼り出されている、あるシリーズ広告が目を惹いています。



町の入り口に立つ地名表記。このスペルでフランス語発音は、ヌイヨルク。ちょっとなまってますが、ニューヨーク。そして、広告主はフランス国鉄のネット旅行業務部門のVoyages-sncf.com。商品は、ニューヨーク往復の航空券とホテル3泊。それで565ユーロ。上手い地名を見つけたものですね! フランス国鉄ですからフランス国内の地名、それでいて海外旅行も扱う旅行業務部門ですから海外の地名。その両方を同じ発音で結ぶ!!ニューヨーク!!!これ以外には・・・


ロサンジェルス、

トルコのイスタンブール、

ギリシャのミコノス。

それにしても、よく見つけ出しましたね、こんな地名の場所を。できすぎではないかと、思ってしまいますが・・・これらの地名、本当にフランスにあるのでしょうか。調べてみました。

①アド・オブ・ザ・ワールドというサイトです。
http://adsoftheworld.com/media/print/voyages_sncf_com_nouillorc

Submitted by tiny_wordz on Mon, 2007-01-15 19:02.  great insight, nice use of the french words. but they real though? like are they real villages in france?
(素晴らしいアイデアだが、フランスに実際にある地名なのか?)
Submitted by Oxo on Tue, 2007-01-16 02:08.  no, fortunately they aren't :)
(残念ながら、存在しない。)

②もうひとつ、フランス語のサイトです。
http://ulfablabla.free.fr/index.php?2006/03/30/46-nouillorc-losse-en-gelaisse-saint-gapour

Sinon, toujours sur le principe des panneaux de fausses villes (j'ai vérifié, pas une seule de ces villes n'existe (je lis la déception sur votre visage...)), quatre autres petites perles d'humour sncf-ien :
(確認してみたが、ひとつとして存在していない。あなたのがっかりした顔が目に浮かぶ。)

というわけで、実在はしません。でも、いいアイデアですね。どこかにある小さな地名を良くぞ探し出したものだと、一瞬信じてしまいます。Voyages-sncf com.のサイト・アドレスは
http://www.voyages-sncf.com/leisure/fr/launch/home/
列車だけでなく、飛行機やホテルの予約も含め、立派な旅行業務を行なっていますです。格安チケットもあり、私も時々覗いています。

そして、この広告キャンペーンを制作したのはDDBという大手広告会社です。この広告に関しては次のサイトでも扱っています。
http://adweek.blogs.com/adfreak/2006/04/nouillorc_nouil.html
(広告専門誌『アド・ウィーク』のブログ)

ということで、最近パリで目にしたオモシロ広告のご紹介でした。

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パリでビーチバレー。

2007-06-21 01:50:55 | パリ
ビーチバレーといえば、会場は当然ビーチ。ブラジルのコパカバーナとかカリフォルニアのサンタモニカとか、青い海に白い砂、青空の下で行なわれるイメージがありますが、なんとパリの街の中でビーチバレーの国際大会が開かれています。



それも、場所はエッフェル塔の足元。ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、1年前にもちょっとだけご紹介したワールドツアーのフランス・パリ大会が今年も24日まで、シャン・ド・マルスの特設ビーチで行なわれています。グランドスラム大会のひとつで、有力選手が集まっているそうです。

大量の砂を運び込み、ビーチバレー用のコートを設営。

潮風ならぬ、木々を抜けてくる風が心地よい会場になっています。


しかも、テニスと同じように、センターコートまで作っています。周囲が観客席で、場所が場所だけに潮騒とかが聞こえることはないのですが、アメリカ英語の陽気な声を中心にしっかり応援の声がこだましていました。


参加国の国旗がはためいていますが、さすがグランドスラムのひとつ、多くの国々からの参加があるようです。もちろん日本の選手も。

練習中の男子ペアの中に、レオパレスのロゴ入りユニフォームの選手とコーチを見つけました。女子の方にもこの会社所属のペアがいるようですが、ぜひ頑張ってもらいたいものです。どうもスポーツの国際大会ともなると、ワールドカップやオリンピックもそうですが、とてもナショナリスティックな気分になってしまうのが不思議です。

また、選手だけでなく、雑誌「ナンバー」のロゴ入りシャツを着たカメラマンも一眼レフで撮影中。カメラマンの中には中国からの人もいて、自国の選手の活躍を追っていました。


会場脇にはスポンサーの商品紹介ブースも設けられていて、時計、シャツをはじめさまざまな商品が紹介されていました。日本関係では、ボールを提供しているMIKASAの広告が目立っていました。


エッフェル塔とビーチバレー。不思議な組み合わせにも思えますが、回を重ね、見慣れるに従い、風物詩になってくるから不思議ですね。

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