50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

永遠の都へ・・・①

2008-05-25 22:30:00 | ヨーロッパ
パリからわずか1時間40分。TGVならリヨンあたりなのでしょうが、さすがは飛行機、エールフランスのエアバスだとローマに着いてしまいます。アルプスの南、永遠の都、ローマ。パリとはひと味もふた味も異なる、魅惑的な街です。

フィウミチーノ空港からイタリア国鉄の列車でテルミニ駅へ。列車の名前は、レオナルド・エクスプレス。

車中から見た風景は・・・建物の屋上に林立するアンテナ、ベランダや窓の外で風に翻る洗濯物、線路脇にいつ果てるともなく続くコクリコの赤い花、独特のカタチに剪定されているローマの松(レスピーギの交響詩でも有名ですね)、茶・オレンジ・イエローなどの暖色系という大枠の中で個性を発揮している建物(パリよりフリーハンドが大きいようでいて、見事な調和を発揮!)、そして、そこかしこにある古代ローマからの遺跡・・・

そして、街の中は・・・写真中心にご紹介します。

ローマといえば、私にとっては『ローマの休日』。映画の場面から歩きはじめましょう。

オードリー・ヘプバーンがジェラートをなめながら降りてきたスペイン階段。今では飲食禁止になっていますが、多くの観光客が階段に座っておしゃべりを楽しんでいます。

階段を登りきると、いかにも南国といった風景が・・・階段前の広場には観光客用の馬車が。そして、真正面に延びているのは、ローマの繁華街、コンドッティ通り。有名ブランドのブティックが軒を並べています。


スペイン広場から南へ徒歩で10分弱。

トレヴィの泉です。コインを背中越しに投げてローマ再訪を願う人はもう少なくなっているようです。ただ記念にコインを投げているところを写真に撮ろうとする人は結構いるのですが、コインが飛んでいくのが速すぎて写らないようで、手だけ投げた格好で写真に収まっている人が多くいました。


そして、真実の口。

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会にありますが、映画どおり手を入れて写真を撮ろうという人で長い列。夕方行ったのですが、西日を浴びていました。写真を撮るなら午前中の方がいいかもしれないですね。


続いては、コロッセオ。映画の中ではグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンがべスパの二人乗りで、前を横切ったのではなかったでしょうか。圧倒的な大きさです。

これと比べると、南仏で見た円形競技場も形無し。さすがは本国、ガリアの地に造ったものとは規模が違いすぎます。コロッセオの近くには、古代ローマが支配地を広げていった過程を示す地図が掲示されていますが、そこにもきちんと「ガリア」と表記されている今のフランス。歴史の重さが違い過ぎますね。

映画の中で大立ち回りが演じられたテヴェレ川河畔の船上パーティ。その会場先に見えたのが、サンタンジェロ城です。

本来はローマ皇帝の霊廟だったそうですが、中世には教皇の要塞としても使われたとか。その名残りか、今でも投石器と大きな砲丸が並べられています。

そして、サンタンジェロ城のすぐ前はテヴェレ川。

観光船も走っていますが、水量が少ないせいか、セーヌほどには風情がないのが残念。しかも映画の中で船上パーティが行なわれたと思われる河畔の近くには、今では“NO PARTY”と大きく書かれています・・・

歴史の街・ローマ、見所は、まだまだ尽きません・・・


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1 コメント

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はじめまして (ALLY)
2008-05-30 20:02:00
ローマでの観光、15年ほど前になりますが、同じようなコースを周ったので、とても懐かしく思いました。
当時、初めてロンドン・ローマ・パリを訪れました。

パリとは全く別な風景、そして文化がありますよね。
また旅のご報告を楽しみにしています!
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