50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

ありがとう!

2008-06-13 21:38:06 | パリ
4月以降とびとびの更新になりましたが、それでもこのブログを多くの方々が覗いてくださっています。本当にありがとうございます。

2005年12月から始めましたので、ほぼ2年半。仏文出身とはいうものの、卒業後25年間、フランスとは全く関係のない仕事をしてきましたので、4年前にフランス語を再開した時点では、ほぼビギナーのレベル。そして、それ以上に深刻だったのは、フランスに関する情報・知識のあきれるくらいの欠如。これはどうしようもない状況でした。そこで、日本でまずフランス語を何とかしようとフランス語学校に通ったり、ラジオ講座などを利用して1年ちょっと、何とか少し思い出したところでフランスへ。

そして、ソルボンヌの文明講座に通いながら、フランス語に集中。何しろ、当初は新聞などろくに読めないレベルでしたし、フランス語を話そうと思っても、口から出てくるのは、長年の海外駐在や研修で使っていた英語と中国語。話せず、読めずという状態でしたが、それでも昔取った杵柄に救われ、何とか1年で最上級まで終了。それから新聞を読み、テレビでニュースを見ることに比重を移して行きました。さらには、宿題に終われる生活にも少しは余裕が出来て、パリの街を歩く時間も増えてきました。そうして更に1年半。この4月からは、パリやイル・ド・フランス地方以外も見てみたいと、フランス国内、そして周辺国へとカバンを提げての旅へ。

ブログ開設当初からお付き合いいただいていた方々には言わずもがなの事ですが、上記のような背景が、このブログにも反映されています。少しは書く日本語の分量も増え、新聞などが取り上げる話題もご紹介できるようになりました。それを毎日。皆さんに少しは興味を抱いていただけるようなブログになっていたでしょうか。

そして、そうです、2年半・・・この数字に特に意味はないのですが、しかしこれをきっかけに、しかも私の誕生月である6月に巡ってきた13日の金曜日をもって、このブログを終了させていただこうと思います。何も今更宣言しなくても、すでにあまりのとびとび更新にすでに終了してしまったも同然なのですが、それでも愛着を持ってアクセスしていただいている方々が毎日400人前後と本当に頭の下がるほど多くいらっしゃいますので、きちんとご挨拶させていただこうと思います。

本当に長い間ご訪問いただき、ありがとうございました。アクセス数、そして何よりも皆さんの温かなコメントにいつも励まされておりました。どれほど感謝をしてもしきれません。これまで続けられたのも、そして続けることにより、少しはフランス社会の表面がなぞれたのも、皆さんのお陰です。

これからは、また別の視点で、日本とフランス、そして海外を見て行きたいと思っています。そして秋以降、なんらかの形で発表できればと、少年のような夢を抱いています。またどこかで皆さんの目に留まることができますように!

本当に、ありがとうございました。さようなら。


(最後まで、いつもながらで恐縮ですが、写真の後姿、私ではありません、悪しからず)



(註)1.はじめて弊ブログへご訪問いただいた方へ・・・2008年4月下旬以降は旅行記になっていますので、それ以前の分を先に読んでいただければと思います。


(註)2.日本からの続編「ふりかえれば、フランス」(blog.goo.ne.jp/higurashi55)、2010年7月からアップ中。よろしかったらご訪問ください。