30日、パリは昼前から雪模様。最低気温はマイナス4度、最高気温は0度くらい。ヨーロッパ全体がすっぽりと寒気団に覆われているようです。写真は上がバスティーユのメトロ駅から見た雪景色、下が私のステュディオの近く。船や車の屋根に積もっている雪が見えると思います。
こんな寒さの中、朝早くから滞在許可証の申請に行った知人がいます。同じくパリ郊外に住む彼は、そこを管轄する県の県庁で申請するのですが・・・
手続きの第一歩は、申請の予約(rendez-vous)。窓口が開くのは8時45分頃なのですが、一日に受け付ける人数に限りがあるので早く行く必要がある。まず10月下旬、始発のメトロに乗り、6時半に到着。早いと思ったのは本人だけで、すでに長蛇の列。9時近くまで列の後ろのほうで待つも50人くらい前で、その日の整理券は終了。あえなく、帰宅。
次に11月上旬。もう朝は寒く、しかも真っ暗。5時に家を出てタクシーで県庁へ。5時半着。整理券はゲットしたものの、130番台。お昼近くまで待って、漸く予約が取れたそうです。
そして、今日(フランスのお役所は年末もやっています)、この日の予約があるものの、確実に申請手続きが終わるよう、5時半に家を出てタクシーで県庁へ。6時着。氷点下の寒空、屋外で待つこと3時間。いろいろな申請のために来ている多くの人たちのおしくらまんじゅうにもみくちゃにされたものの、9時過ぎに無事オフィスの中へ。滞在許可証申請の整理券をもらうも20番台。またまたお昼まで順番待ち。でも申請は10分で無事終了。仮滞在許可証がもらえたそうです。後は健康診断を受け、本許可証をもらう予定とか。取り敢えず、めでたし、めでたし?!
どうも、彼の住んでいる地域は、日常会話のフランス語は話せても、書類のフランス語が読めない外国人の多い地域だそうで、書類に不備があり、同じ人が何度も申請をやり直すため、いつも混んでいるとか。
フランスに住むのも楽じゃない、という苦労話のご紹介でした。