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滞在許可取得物語

2005-12-31 01:31:55 | パリ



30日、パリは昼前から雪模様。最低気温はマイナス4度、最高気温は0度くらい。ヨーロッパ全体がすっぽりと寒気団に覆われているようです。写真は上がバスティーユのメトロ駅から見た雪景色、下が私のステュディオの近く。船や車の屋根に積もっている雪が見えると思います。

こんな寒さの中、朝早くから滞在許可証の申請に行った知人がいます。同じくパリ郊外に住む彼は、そこを管轄する県の県庁で申請するのですが・・・

手続きの第一歩は、申請の予約(rendez-vous)。窓口が開くのは8時45分頃なのですが、一日に受け付ける人数に限りがあるので早く行く必要がある。まず10月下旬、始発のメトロに乗り、6時半に到着。早いと思ったのは本人だけで、すでに長蛇の列。9時近くまで列の後ろのほうで待つも50人くらい前で、その日の整理券は終了。あえなく、帰宅。
次に11月上旬。もう朝は寒く、しかも真っ暗。5時に家を出てタクシーで県庁へ。5時半着。整理券はゲットしたものの、130番台。お昼近くまで待って、漸く予約が取れたそうです。

そして、今日(フランスのお役所は年末もやっています)、この日の予約があるものの、確実に申請手続きが終わるよう、5時半に家を出てタクシーで県庁へ。6時着。氷点下の寒空、屋外で待つこと3時間。いろいろな申請のために来ている多くの人たちのおしくらまんじゅうにもみくちゃにされたものの、9時過ぎに無事オフィスの中へ。滞在許可証申請の整理券をもらうも20番台。またまたお昼まで順番待ち。でも申請は10分で無事終了。仮滞在許可証がもらえたそうです。後は健康診断を受け、本許可証をもらう予定とか。取り敢えず、めでたし、めでたし?!

どうも、彼の住んでいる地域は、日常会話のフランス語は話せても、書類のフランス語が読めない外国人の多い地域だそうで、書類に不備があり、同じ人が何度も申請をやり直すため、いつも混んでいるとか。

フランスに住むのも楽じゃない、という苦労話のご紹介でした。
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冬、血液が不足する。

2005-12-30 01:38:28 | パリ



冬、輸血用の血が足らなくなるのは、日本もフランスも同じようです。

メトロのPlace d'Italie駅前に仮設のテントができ、マイクまで使って献血を呼びかけていました。しかし、なにせ最高気温でも1~2度という小雪の舞う日ですので、人通りは多かったのですが、協力したのは僅かな人でした。

私は80年代後半と90年代前半にロンドンとパリに行ったことがあるので、日本では今、献血できないのですが、パリでは問題ないのでしょうね、きっと。今度、確かめてみましょう。今日は、きのう日本から戻ったばかりで疲れているからと、自分に言い訳して、写真だけ撮って立ち去ってしまいました(ずるい!)。
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凍てつく大地、シベリア。

2005-12-29 04:56:27 | ヨーロッパ
地上11kmの外気はマイナス70度。地上ではどれくらいの気温になっているのでしょうか。パリに向かう飛行機の窓から見るシベリアは凍てついています。川や湖沼は凍りつき、大地も真っ白。雪というよりは、ものみな凍りついてしまった大地、という感じです。

28日、パリに戻りました。クリスマス休暇中に日本で立ち上げたブログ。これからは出来るだけリアルタイムで(つまり、その日のうちに、という意味。言い方一つで緊迫感がずいぶんと違ってきますね)、見たこと、感じたことを書いていこうと思います。
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後の祭り

2005-12-27 20:33:12 | パリ





あっ、しまった。肝心な写真を忘れた!!

ブログの立ち上げが遅れたため、9月からの写真を急ぎお見せしていますが、クリスマスの写真を25日までにアップロードするのを忘れてしまいました。27日に公開しても、まさに後の祭り! 時すでに遅し!

でも、遅くても、無いよりはまし。(せっかく撮った写真なので、嫌がらずに、見てくださいね。)上から順に、定番のラファイエット、シャンゼリゼのイリュミネーション、そして家庭に飾るクリスマスツリーを売る花屋さんの店頭(1本15~30ユーロのものが多いようです)、さらに、いつもは日曜日が休みのデパートも、12月はクリスマスまで無休で営業することを知らせる新聞広告(プランタンの例)。

やはり、冬のパリに、クリスマスの話題は欠かせませんね。年を越す前に思い出して、良かった、良かった。
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ふたりの女神。

2005-12-26 21:04:10 | パリ


ニューヨークの自由の女神がフランスから贈られたことはあまりにも有名。その同型がセーヌの中州(人工島「白鳥の散歩道」)に立っているのもご存知ですよね。バトームシュに乗ればよく見えます。これはパリに住むアメリカ人たちが自由の女神のお礼としてフランス革命100周年の1889年に贈ったもの。

そして、それら二つの自由の女神の原型が立っているのが、リュクサンブール公園。公園西側、フルーリュ通りへの出口近くにあります。木々の間にひっそりと立っているので、遠くからはわかりません。昼休みにその前を駆け抜けるジョガーは多いのですが、写真を撮っている観光客はあまり多くないようです。
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セーヌの階段教室。

2005-12-26 20:38:04 | パリ
写真をよ~くご覧ください。セーヌ河畔の道へ下りる階段です。その段差を背に、読書をする人たち。

この写真は10月下旬に撮ったものですが、フランス版インディアン・サマーでしょうか、2005年10月下旬から11月初旬にかけては暖かな日が多く(日中は半袖Tシャツの人も多かったですね)、屋外で読書をする人も多く見かけました。公園のベンチで、あるいはこのように階段で・・・フランスの読書人口、かなり多そうです。
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パリの枯れすすき。

2005-12-25 16:34:18 | パリ
昔、昭和枯れすすきという歌謡曲がありましたが、すすきはパリにもあるんですね。レピュブリック、サン・マルタン運河沿いで見つけました。

日本のすすきよりは穂が密集していて、モップに近い感じですが、それでも日本のすすきを思い出させます。またまた、目ウルウル・・・。

でも、後ろの立像、この少女は誰なのでしょう? 宿題です。
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洗濯船、原点に還る。

2005-12-25 16:28:37 | パリ
ピカソが住んだアトリエ「洗濯船」。モンマルトルの丘にあり、アポリネールやマックス・ジャコブらと親交を結んだ場所であることは、皆さんご存知のとおり。1970年に焼失し、その後再建されています。

しかし、今回発見したのは、同じ「洗濯船」という名前のコインランドリー屋さん。ピカソのアトリエは、元来セーヌに浮かぶ洗濯船に外観が似ているところから「洗濯船」と名付けられたわけで、コインランドリーであれば、まさに原点回帰。21世紀の洗濯船はコインランドリー、というわけです。パンテオンの裏、ムフタール通りの近くにあります。
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わたしの名前は、KAKI。

2005-12-25 16:21:58 | パリ
そう、柿です。フランスにもあるんですね。名前も日本のまま。カキと発音されています。

スーパーや市場はもちろん、メトロの連絡通路にある果物屋さんでも売っています。季節は、10~12月。日本の柿と比べると、細長く、渋柿のようなきれいな外見。種なしが多く、果肉も淡いオレンジ色のままで十分に甘くなっています。味は日本の柿とほぼ同じ。日本だな~、と思わず望郷の念にかられ、目はウルウル・・・。

日本の味といえば、ポッキーがMIKADOという名前で出ていますし、寿司もSUSHI。折詰がスーパーで売られています。買うのは地元の人。日本レストランや総菜屋さん、ラーメン屋さんも大人気。日本の味がじわじわフランスに根付いて来ています。
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ここが、ソルボンヌ?

2005-12-24 21:42:57 | 学校
10月10日から、ソルボンヌのフランス語・文明講座に通い始めました。

語学が月~金で毎日2時間、発音が隔週で毎日1時間、それに2時間の文明講座が週2講座。ソルボンヌといえばパンテオン、というのが一般的イメージだと思うのですが、語学学校は残念ながら違うのですね。発音はモンパルナス(メトロのヴァヴァン駅近く)、文明講座はパンテオンの裏、語学はそれら2ヶ所とノートルダム寺院を左岸に渡ってすぐのところにある建物の3ヶ所。

そのノートルダムの近くにあるのが写真の建物で、私のクラスはたまたまそこで行われています。伝統を否応なく感じさせる建物ですが、中は改築・改装されており、古さを感じさせません。よく詰まるトイレのパイプが、その歴史を思い出させてくれる程度です。

私のクラスには日本人の6人を筆頭に、中国・イギリス・ロシア・タイ・スペイン・アメリカ・ベトナム・中南米からの生徒、合計24人がいます。もちろん20代が殆どなのですが、イギリス人のおじさんとおばさん、ベトナム人のおばさんと3人も同年配がいて、日本人のおじさんとしては、安心するやら、刺激されるやら・・・。中年(老年?)、頑張れ!
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