佳日 kajitsu 2016.09 ＠中区三川町

相方はワインが好きで、ワインの店に連れていけとうるさいけど、
以前並木通りにあった「並木wine」は見つけた時には移転が決まってて、
移転後はちょっと敷居高い感じのバーになっちゃったし、
そんな中、噂を聞いたのが、こちら「佳日kajitsu」さんです。

並木通りから平和大通りに届く一本手前を左に。
半地下におしゃれカウンターが見えるお店です。
こんなとこにあったとは…　２階の刺青の看板ばっかり見てたよ。

階段を降りると、木のL字型カウンターにコンクリ打ちっぱなし、
心地よい照明のお店がありました。店主お一人のみの小さなお店です。


たいして予備知識がないまま来てしまいました。
いきなりワインもなんなんでとりあえずビール…と言おうとしてびっくり
ビールはクラフトビールしかないのです。
日本のは「小江戸ビール瑠璃」のみ、そして700円。

ビールは海外のものも取り揃えて600円から2500円。
2500円のビールってイタリアのものだけど、どんなんなんだろう…

ワインはナチュラルワインを揃えていて、お値段は瓶ごとにちがう感じ。
650円から上は…　謎。

お料理は和洋色々。刺身やカルパッチョ、アヒージョ、酢の物？煮付け？しめ鯖？
スジ肉の煮込み、ハンバーグ、生姜焼き？
パスタにリゾットに松茸ご飯？味噌汁、つみれ汁？
汁物200円台から700円800円を中心に上は高くても1400円のウニのパスタ。

こだわりを感じる内容の割に手頃な価格だけど、
ワインとあまり合わないと思われるものもちらほら。
そして相方が食べられないものも色々。

料理の合間にお話を聞くに、
店主さんは20年近く東京のホテルでソムリエを務めた方で、
８月に移転したばかりで、以前は流川にお店があったのだとか。
実は毎日山口から通って来てて、そこで新鮮な魚介を仕入れているのだそう。

さて、お料理ですが、突き出し

低温調理した上関産たこの刺身
塩でうっすら味付けしてあります。

泉佐野産とり貝の刺身　700円

ホントにここ、ワインのお店？

上関産天然真鯛のカルパッチョ　700円


白をいただきました


上関産太刀魚の炭火焼き　700円


イベリコ豚肩ロースの生姜焼き　900円

お肉柔らかくて美味しかった。
イベリコ豚を生姜焼きで食べたのは初めてだな。

出汁をなるべく多くした出汁巻き　600円

書かれているほど出汁がたっぷりというわけではなかった。

黒毛和牛スジ肉の煮込み　650円

あっさりとした味付け

愛媛県中山産栗のリゾット　ヴィアローネナノ米使用　900円

これは私用。栗のほんのり甘さが良かった。

長野県産松茸の土鍋炊き松茸ごはん　650円


喫茶店のスパゲッティーナポリタン　800円

「喫茶店」とあるとつい頼んじゃう。
けど我々が多分求めているのはナポリタンじゃなくて「イタリアン」

居心地良かったこともありなんだかんだ色々試して、
ワインも結構飲んだので13000円近くになりました。食べ過ぎかな。

途中常連さんがふらり立ち寄ってこの日のスペシャリテだけ一杯飲んで帰って来ました。
こういう使い方をされる人も結構いるのだそう。