正月の弘前の続き。
弘前駅の西側・中央口を出ると、大きい道は左前方(ヒロロ方向)と右前方(イトーヨーカドー方向)に伸びている。
どちらへ進んでも、すぐのところに信号機が設置されている。それぞれアートホテル弘前シティと駅前交番の前。
シティ弘前側。左奥が駅
シティ弘前側は不整形の丁字路(Y字路)に近い形状で、うち1本は路線バスが出るだけの道。一般車両は単にカーブを通過するだけだが、バスが出るために赤信号になる。
駅前交番側
交番側は、駅ロータリーに入る道が分岐しているが、信号機とは無関係。信号機は1本道に立っている形。
上と逆側から。左が交番
この2つの信号機は、どちらも横断歩道は1本だけ。そしてどちらも押しボタン式。
車両用信号機周辺に「押ボタン式」の表示板が設置されていないが、青森県警ではこれが標準のようだ(過去の記事)。個人的には、車両用信号機には押しボタン式の表示はいらないと思う。
ドライバーの中には、押しボタン式信号を軽視するのか、信号無視する(黄色はまだしも赤になってすぐに、停まれるはずなのに加速して通過する等)者が普通の交差点の信号機よりも多いと感じる。表示板がなければ、押しボタンかどうか分かりにくく、緊張感を持たせられる。
これは運転者の話。
一方、歩行者には…
弘前駅というある程度の規模の駅前に、押しボタン式信号があるというのは、個人的に(青森・秋田県民の感覚?)は、別段おかしくはない。まあ駅前すぐに2か所も、というのは言われてみれば珍しいような気もするが。
でも、首都圏など都会の人にとっては、押しボタン式信号なんて住宅地の学校前あるいは田舎の国道なんかにあるもので、こんな繁華街にあるはずがないと思いこんでいる人が少なくないような気がする。
なぜなら、弘前を訪れてここを通ると、旅行客らしき歩行者が、ボタンを押さずに突っ立って、“変わるはずのない信号待ち”をしている場面を、非常によく見るから。「弘前を1回訪問すれば、少なくとも1回は遭遇する」と言っても過言ではない。
初めて来た場所で、押しボタン式であることに気づかないことは、ここ以外でもなくはない(長野県で経験あり)が、「押しボタン式であることに気付かない歩行者が多い場所」ランキングがあったとすれば、全国版でも上位になるかも。
さらに、外国人。
以前取り上げたように、外国には押しボタン式信号というものが存在しないところが多いらしく、そこから訪日した人は、そもそもボタンを押す概念がないことだろう。
全国的には、押しボタンを説明する多言語表示の設置が進んではいる。
全国的に見ても、歩行者信号機に「押しボタン式」表示板が設置されているケースは多くはないと思う。秋田県では、秋田駅前の公営駐車場前くらいか。
押しボタン箱の黄色や、その箱の近くの表示板(これが多言語化されている)が周知の役目を果たしているのが実情。
弘前駅前では、交番前には、柱の若干ヘンな位置に、大きな「押ボタン信号」の板がある(写真は後で)。
一見、車向けにも思えるが、青森県警の方針や両側・両面に設置されていることからすれば、歩行者に知らせたいのだろう。
しかし、柱が太かったり、隣に設置された道案内に隠れてしまうなどにより、歩行者の視界に、表示板やボタン箱が目に入りづらいような気がしていた。
シティ弘前前のほうは、大きな表示板はない。しかも、
2018年末撮影
歩行者用信号機に表示板が2枚あり「歩車分離式信号」「歩行者自転車専用」。
「歩行者自転車専用」は、秋田県警では省略しがちだが、青森県警は律儀でわりと設置されている。
「歩車分離式」というのは、ここでは分かりづらい。
たしかにここでは、歩行者信号が青の時は、車両用信号機はすべてが赤になる(昔はたしかそうでなかった)。だから歩車分離で間違ってはいないが、ここであえて表示する必要性は低いと思う。ミスリードさせてしまうかも。「押しボタン式」であることを表示したほうが、歩行者には有益だと思った。
上記のことを、2019年初め、青森県警に対して提案した。1年経って今年正月では…
まずシティ弘前前。
変わっている!
「歩行者自転車専用」が「押ボタン式」に代わっている。
交番前では、
大きい「押ボタン信号」が上記以前からあったもの。その下に!
新しくカラフルな表示があった(シティ弘前側にも)。
「PUSH BUTTON SIGNAL」
英語の表示。パソコンで作ってラミネートしたものっぽい。全国共通の多言語表示とは、言い回しは多少異なる。
その下の日本語縦書きの表示は、かなり薄れているがそのまま。
1年前の提案を受け入れて、設置してくれたのだろう。感謝。
ただ、日本語もボロボロなんだから、秋田県警のような多言語表示板に一括交換してもよさそうなのに、青森県警では多言語表示板を未導入なのか。予算の都合か。
弘前市中心部でも、英語表示が設置されたのはこの2か所しか確認できなかった。
ヒロロやヨーカドーの並木通り側、弘前公園周辺、弘前大学正門前は従来と変わらず。
弘前公園中央高校口の押しボタン式信号では、アジア系外国人2人連れが、雪が降りしきる中、突っ立っていた。僕はその向かい側から渡る必要があったので、押すと、理解して苦笑されていた。
青森県では外国人観光客が特に増加しているとか。多言語表示の設置拡大が望まれる。
さらに弘前駅前交番。
この正月も、日本人と思しき人が、突っ立っていた。うーん。人さまざまとはいえ難しい。
これ以上の改善の余地があるのか…
歩行者向け表示板を蛍光色とか目立つものにするとか、「ボタンを押してください」としゃべる箱(秋田県では一時期あったがなくなった。警視庁では新タイプを導入中)を設置するとか??
青森県警には、とりあえず一大観光地である弘前駅前や弘前公園周辺で、分かりやすい案内をお願いしたい。
全国的にも、各県警のほか観光庁とか警察庁も関わって、突っ立って待ち続ける歩行者がいなくなる工夫をしてほしいものである。
※弘前の話題の続きはこちら。
弘前駅の西側・中央口を出ると、大きい道は左前方(ヒロロ方向)と右前方(イトーヨーカドー方向)に伸びている。
どちらへ進んでも、すぐのところに信号機が設置されている。それぞれアートホテル弘前シティと駅前交番の前。

シティ弘前側は不整形の丁字路(Y字路)に近い形状で、うち1本は路線バスが出るだけの道。一般車両は単にカーブを通過するだけだが、バスが出るために赤信号になる。

交番側は、駅ロータリーに入る道が分岐しているが、信号機とは無関係。信号機は1本道に立っている形。

この2つの信号機は、どちらも横断歩道は1本だけ。そしてどちらも押しボタン式。
車両用信号機周辺に「押ボタン式」の表示板が設置されていないが、青森県警ではこれが標準のようだ(過去の記事)。個人的には、車両用信号機には押しボタン式の表示はいらないと思う。
ドライバーの中には、押しボタン式信号を軽視するのか、信号無視する(黄色はまだしも赤になってすぐに、停まれるはずなのに加速して通過する等)者が普通の交差点の信号機よりも多いと感じる。表示板がなければ、押しボタンかどうか分かりにくく、緊張感を持たせられる。
これは運転者の話。
一方、歩行者には…
弘前駅というある程度の規模の駅前に、押しボタン式信号があるというのは、個人的に(青森・秋田県民の感覚?)は、別段おかしくはない。まあ駅前すぐに2か所も、というのは言われてみれば珍しいような気もするが。
でも、首都圏など都会の人にとっては、押しボタン式信号なんて住宅地の学校前あるいは田舎の国道なんかにあるもので、こんな繁華街にあるはずがないと思いこんでいる人が少なくないような気がする。
なぜなら、弘前を訪れてここを通ると、旅行客らしき歩行者が、ボタンを押さずに突っ立って、“変わるはずのない信号待ち”をしている場面を、非常によく見るから。「弘前を1回訪問すれば、少なくとも1回は遭遇する」と言っても過言ではない。
初めて来た場所で、押しボタン式であることに気づかないことは、ここ以外でもなくはない(長野県で経験あり)が、「押しボタン式であることに気付かない歩行者が多い場所」ランキングがあったとすれば、全国版でも上位になるかも。
さらに、外国人。
以前取り上げたように、外国には押しボタン式信号というものが存在しないところが多いらしく、そこから訪日した人は、そもそもボタンを押す概念がないことだろう。
全国的には、押しボタンを説明する多言語表示の設置が進んではいる。
全国的に見ても、歩行者信号機に「押しボタン式」表示板が設置されているケースは多くはないと思う。秋田県では、秋田駅前の公営駐車場前くらいか。
押しボタン箱の黄色や、その箱の近くの表示板(これが多言語化されている)が周知の役目を果たしているのが実情。
弘前駅前では、交番前には、柱の若干ヘンな位置に、大きな「押ボタン信号」の板がある(写真は後で)。
一見、車向けにも思えるが、青森県警の方針や両側・両面に設置されていることからすれば、歩行者に知らせたいのだろう。
しかし、柱が太かったり、隣に設置された道案内に隠れてしまうなどにより、歩行者の視界に、表示板やボタン箱が目に入りづらいような気がしていた。
シティ弘前前のほうは、大きな表示板はない。しかも、

歩行者用信号機に表示板が2枚あり「歩車分離式信号」「歩行者自転車専用」。
「歩行者自転車専用」は、秋田県警では省略しがちだが、青森県警は律儀でわりと設置されている。
「歩車分離式」というのは、ここでは分かりづらい。
たしかにここでは、歩行者信号が青の時は、車両用信号機はすべてが赤になる(昔はたしかそうでなかった)。だから歩車分離で間違ってはいないが、ここであえて表示する必要性は低いと思う。ミスリードさせてしまうかも。「押しボタン式」であることを表示したほうが、歩行者には有益だと思った。
上記のことを、2019年初め、青森県警に対して提案した。1年経って今年正月では…
まずシティ弘前前。

「歩行者自転車専用」が「押ボタン式」に代わっている。
交番前では、

新しくカラフルな表示があった(シティ弘前側にも)。

英語の表示。パソコンで作ってラミネートしたものっぽい。全国共通の多言語表示とは、言い回しは多少異なる。
その下の日本語縦書きの表示は、かなり薄れているがそのまま。
1年前の提案を受け入れて、設置してくれたのだろう。感謝。
ただ、日本語もボロボロなんだから、秋田県警のような多言語表示板に一括交換してもよさそうなのに、青森県警では多言語表示板を未導入なのか。予算の都合か。
弘前市中心部でも、英語表示が設置されたのはこの2か所しか確認できなかった。
ヒロロやヨーカドーの並木通り側、弘前公園周辺、弘前大学正門前は従来と変わらず。
弘前公園中央高校口の押しボタン式信号では、アジア系外国人2人連れが、雪が降りしきる中、突っ立っていた。僕はその向かい側から渡る必要があったので、押すと、理解して苦笑されていた。
青森県では外国人観光客が特に増加しているとか。多言語表示の設置拡大が望まれる。
さらに弘前駅前交番。
この正月も、日本人と思しき人が、突っ立っていた。うーん。人さまざまとはいえ難しい。
これ以上の改善の余地があるのか…
歩行者向け表示板を蛍光色とか目立つものにするとか、「ボタンを押してください」としゃべる箱(秋田県では一時期あったがなくなった。警視庁では新タイプを導入中)を設置するとか??
青森県警には、とりあえず一大観光地である弘前駅前や弘前公園周辺で、分かりやすい案内をお願いしたい。
全国的にも、各県警のほか観光庁とか警察庁も関わって、突っ立って待ち続ける歩行者がいなくなる工夫をしてほしいものである。
※弘前の話題の続きはこちら。
弘前津軽関連の投稿が久しぶりにあり、読ませてもらいました。
信号機の案内表示の記事は、かつて弘前の住人であり、現在は最低年一回の訪問者という、仲々ないお立場での着眼点だと思いましたました。
私は去年の夏頃から、青森関連の情報をネットで漁っている内に、青森を旅行したくなり、去年10月に、たったの1泊2日で一人で行きました。儲からない自営業なので、休みがないのです(笑)。
1日目は、弘大ツアー、田舎館田んぼアート、黒石中町こみせ通り、2日目は、岩木山神社、りんご公園、五所川原立佞武多の館、のコース。弘前市内は飲食中心で、三忠食堂、かだれ横丁、かくみ小路、に寄ってきました。
次回、旅行するとしたら、十三湖方面へ行き、しじみラーメンを食べたい、と思います。長文、失礼しました。
秋田市と弘前市にしか住んだ経験がなく、弘前を「旅先」とは違う目線で見てしまっています。でも「地元」でもない中途半端な立場でもあります。
2007年以来の津軽訪問をされたのですね。だいぶ充実したコースだったのではないでしょうか。
秋田市からだと、弘前は日帰り圏内、本気で行こうと思えばもっと行けるのですが、時間もお金も、さらに若くもなくなり気力体力等々もそれぞれ工面しないといけないのは、難しいものです。
いつも弘前市内がメインで近郊まで行く機会はあまりないですが、僕も十三湖など北津軽方面、さらには下北半島にもいつか行きたいとは思っています。
ところでしじみラーメンですが、それこそブックマックス跡地の斜め向かい付近に、十三湖の店の支店(?)があります。2000年代始め頃にでき、1度だけ行ったことがあります。ラーメンを食べるだけなら、弘大周辺でできます。
しじみラーメンは弘前市内でも食べられるんですね。
後、カレー牛乳ラーメンを見つければ、青森4大ラーメンを市内で制覇できますね。
カレー牛乳ラーメンも、実は弘前で食べられます。数年前の話で、ほんとうの本場のものとは違うかもしれませんが。
ブックマックスから東方向へ進んで土手町に続く通りと交わる「取上」交差点角、以前はサークルKがあったところがラーメン屋で、そこのメニューの1つとしてあるそうです。NHK「にっぽん縦断こころ旅」で、少しだけ映っていました。
弘前って、それなりにいろいろ揃う街です。
次回の青森旅は“4大ラーメン制覇”をテーマの一つとします。
次回の青森ブログも楽しみにしてます。