広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘南バス2020.1

2020-01-17 00:15:48 | 津軽のいろいろ
正月の弘前(前回の記事)、弘南バスについて。
車両については、目新しいのはLED行き先表示(これまでは全車が方向幕だった)を付けた日野リエッセを見かけた程度。写真はなし。

朝日自動車中古の前・後ドアのオートマ日野レインボー
LED行き先表示が、弘前でこれまで見たことがないほど、ごちゃごちゃっとした表示のバスがいた。


「Soma Via Hirosaki City Hall ・ Apple Park」「市役所・りんご公園経由 相馬庁舎」

以前のこの路線は、こんな表示じゃなかった。
(再掲)余白たっぷり極めてあっさりと「 相 馬 」
経由地ばかりか、英語まで表示された!

変化に驚いて見落としそうになったが、新たに弘前市りんご公園の中へ乗り入れるようになっていた(従来は園内に乗り入れるのは「ためのぶ号」だけだった)。
2019年10月から、相馬線の朝夕を除く除く全便が公園経由になり(1~2時間に1本運行、所要時間5分増。運賃はためのぶ号よりも高い)、それを機に表示を新しくしたようだ。外国人にも知られた観光地であるりんご公園を通るだけに、英語入りにしたのだと思われるが、どうせならリンゴの果実のイラストを表示させたら、誰もが瞬間的に理解できていいかも。

「市役所」で済ませているけど「弘前公園」があったほうが親切ではないかとか、「大学病院」はいらないのかとか思ってしまうが、それらだと余計ごちゃごちゃするし、土手町循環100円バスもあるから…
「相馬」は「Soma」となっているが、「Souma」じゃないかとも思う。しかし、市役所の地域紹介ページや相馬中学校、さらにかつての相馬村のサイト(?)のURLは、いずれも「soma」なので、そういう決まりになっているのかも。

弘南バスでは、十二湖の路線で英語表示を入れていたが、弘前市内では初。弘南バスはレシップ製の表示器だけど、なかなか細かく表示できるもんだ。
秋田市内では、国際教養大行きで「AIU(大学の略称)」とか入るようだが、市街地ではなし。中央交通のオージ製表示機は、首都圏事業者が使っている同社製表示器よりドット数が少ない機種で、かつメンテナンスが良くなくドット抜けが散見される。秋田ではこんな表示はできるだろうか…

今回は、この系統を2台見たが、どちらもLEDの中型車だったから同じ表示。方向幕の車や、小型車が入る場合も(じゃなく中型限定路線?)あるかと思うが、その時はどうなるのだろう。
あと、逆方向の駅行きは? 朝夕のりんご公園に入らない便は「 相 馬 」のまま? など未確認。
【17日追記】正面が英語入り表示の車でも、側面の矢印表示では日本語だけだったはず。後部表示は、写真の中古車では表示器自体がないが、後部にもある新車では日本語だけだったか?
【2月24日追記】漫画・アニメ「ふらいんぐうぃっち」には、相馬線が登場するそうだ。少なくともそのアニメ版では、弘南バスの車体デザインはリアルに描写されているが、LEDの行き先表示は(当時の)実態とは異なるローマ字入りで「For SOMA」となっていたそうだ。ここも「U」がない「ソマ」。

りんご公園入口である常盤坂入口バス停は、相馬線のほかに西目屋村役場行きも通っている。これは公園内に入らないのだろうか。こちらは2時間に1本ほどで、それもあれば観光客には便利になりそうだけど。
【17日補足】「ためのぶ号」は駅~りんご公園は200円、弘前公園付近~りんご公園は100円。途中、津軽藩ねぷた村に寄るなど、経路・所要時間も相馬線とは異なる【乗車の際は、乗り場などよく確認を!】。ためのぶ号の運行開始当初は、それなりの本数(毎時1本??)があったが、利用低迷で現在は1日4本。相馬線がりんご公園に乗り入れることで、本数は確保されたことになろう。


話変わって、富田大通りの「弘前大学前」バス停。
雪で見えないけど下り側
下り側バス停は、昔の弘南バス標準仕様である、ダルマ型に三角柱の時刻表掲出枠兼広告枠がついたポール。
上り側は、
新しくなった!
「しらゆり型」と一部では呼ばれる、下が絞られたデザインの樹脂製枠。今はこれが弘南バスの標準だろう。
それに時刻表掲出枠を照らすソーラー式LED照明が付いている。
弘南バスでは2016年春から、しらゆり型にLEDを付けたポールを所々に設置していて、隣の弘大農学生命科学前は上下とも、その時からこのタイプだった。※照明なしのしらゆり型はそれ以前から導入。

それにしても、「弘南バス」も「弘前大学前」も丸ゴシック体風の手書きだ。
これも弘南バス標準

ちなみに、
弘前大学前上り時刻表
冬は若干増便されているが、この本数。現在の地方都市としてはかなり多い。朝は5時50分(土日運休)、6時15分からある。
秋田市でこれに匹敵するのは、山王大通り~竿燈大通り以外にはないだろう(富田大通りも車庫からの出庫を兼ねた路線ではあるし、小型バスも多いけど)。

さて、それ以前の弘前大学前上りはどんなポールだったか。
(再掲)このタイプはバス停名は車道向き面にだけ、ふりがな付きで表示されるのが原則
水色の金属枠で、内側から蛍光灯が灯る電照式ポールだった。2018年8月撮影のGoogleストリートビューでは、まだそれが使われていた。

弘前市内では、同じ電照式がまだ残っているバス停もある(バスターミナル前下りなど)。もし、計画的にLED付きに更新したのだとすれば、残っている電照式が一掃されたり、この向かいの下り側も交換したのではないか。
弘大前上り側電照式が、単独で老朽化か、車がぶつかるなどして、使用に耐えられなくなって、新しくなったのかもしれない。

以前、秋田市のバス停では、電照式であっても点灯しなくなったものが大部分(全部?)で、その役を果たしていないのが実情であるとした。
弘前のLED付きは、まだ新しいことだし、当然点灯すると思っていたが…
下土手町
周りの街路灯が灯るくらいだから、バス停も点灯しても良さそうなのに、灯っていない。センサーで近づくと光るのかもと思ったが、のぞきこんでもそのまま。
悪天候で充電不足だったり、寒さでバッテリーが弱ったり、積雪でセンサーがふさがれたりしたせいかもしれないが、どうなんだろう。

※正月の青森の話題の続きは工藤パンのことなど

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