広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

まだあった徐行

2020-09-18 00:02:23 | 秋田の季節・風景
才八橋の近くの話。
楢山地区の東に当たるが、よそ者はここが楢山であることを忘れがち。2つの線路と太平川で分断され、さらに金照寺山と一つ森公園の丘に挟まれて隠れた場所。
楢山だから秋田市役所の地域区分では「中央地区」。学区は築山小、秋田南中(城南中も選択可?)が指定されている。ここは2つの中学校より小学校のほうが遠く(築山小は金照寺山の真裏)、通学が大変そう。
【19日補足】警察署は、奥羽本線が境になるようで、ここらは秋田東警察署城東交番エリアの西端。秋田中央警察署楢山交番ではない。

楢山かまくら」という伝統行事もあるし、狭くて曲がりくねった古そうな道路があるので、古くから人が住んでいたはず。
そして、おそらく昭和40~50年代に宅地開発され、人口が増えたはず。隣接する横森地区(こっちは東部地区)の宅地化と同時進行かもしれない。
それなのに、道路整備がされなかった(スプロール現象に該当するかも)ため、1つしかルートがない、狭くて歩道がない道を、車が行き交っている。今は横山金足線へ回ることも可能で、昔よりはマシなのかもしれないが。
道路新設や拡張をするにしても、その土地がないし、そうするまで人口は増えていないということか。

左が奥羽本線、右が一つ森公園、奥が才八橋方向
才八橋を渡って、一つ森公園の下辺りまでが特にこちゃこちゃした道。上の写真の奥のほう。
一つ森公園のふもとまで来ると、道路はいくぶん見通しが良くなる。一つ森公園斜面側にはわりと広い歩道が付くが、その分、車道の幅は狭いままでセンターラインはない。
山と線路に挟まれていることもあって、多少はカーブがある。
そのカーブの手前。右は線路向こうの金照寺山ふもと

徐行標識!
忘れていた。ここにも「徐行(英字なし)」があった。確認済みの中では、いちばん交通量が多い道路に設置された「徐行」だと思う。
レアな標識とは言うけれど、実は(秋田市内には)けっこうあるのかも。

上写真は、才八橋から南進する側で、この1枚だけ。逆方向では、
やはり1枚だけ(左側奥の電信柱)。奥の大きな建物は市民市場向かいのNTTだ

南進側で、30km/h制限の標識と一緒に設置されていることから、公安委員会(警察)設置と考えられる。裏面のシール等なし。
例によって古いもので、日当たりの関係か北進側が色あせている。南進側は、30キロ制限よりはずっと鮮やか。古い標識でたまにあるが、板面には縦方向に「……」という模様のようなものがある。

南北とも、下の補助標識は「事故多し」。
ちょっと珍しいが、警察庁が認める「規制理由」を示すものだろう。
それはいいけれど、これも例によって「規制区間」がない。
警察庁「交通規制基準」では、徐行には規制区間の補助標識を必ず設置するよう求めているが、秋田市内で確認済みのものは、県警設置分も、秋田市設置の新しいものも、いずれもない。
1方向に2枚設置して「ここから」「ここまで」とするのが本来だが、規制の区間がおおむね30メートル未満の場合は、1枚で「ここから○○m」でいいとしている。

ここの場合、常識的に見て、このカーブを通過する時だけ徐行ということだろう。
そして「30キロ制限」と「徐行」がいっしょなのも、混乱する運転者がいるかもしれない。
というか、ここを通る車を10台以上見たが、厳密な「徐行」をした車は1台もなかった。※徐行とは「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行すること」で「時速4、5キロぐらい」。
でも、交通違反うんぬん以前に、“真の徐行”まで速度を落としたら、後続車に追突されてしまいそう。

「徐行」じゃない、注意喚起を検討してもいいのかもしれない。

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (FMEN)
2020-09-19 00:21:27
ここもありましたね。
あと飯島だか広面にもあったようですが思い出せません。
牛島、御野場、勝平など秋田市徐行マップが作れるかも。
返信する
目にした経験があったのに (taic02)
2020-09-19 19:20:38
現地を再訪するまで、存在を忘れてましたね。
市内中央地区には少ない傾向でしょうか…
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