広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

保戸野新橋たもとの変化

2020-11-03 22:40:45 | 秋田の季節・風景
秋田市中央部・旭川に「保戸野新橋」が架かる。
千秋トンネル通りの鷹匠橋のすぐ上流、県立秋田北高校の近くなのだが、存在も、その名もマイナー。所在地は、右岸が保戸野八丁と保戸野中町の境界、左岸が千秋中島町と千秋矢留町の境。
これまで当ブログでは、たもとの道路形状がやや複雑なことによる道路標識のこと、千秋側のたもとの「鑑の松」とその向こうに見渡せる千秋公園・御隅櫓の光景などで、何度か登場している。

秋田市が管理する小さめの橋では、古くなったいくつかを、大規模に改修(一丁目橋は2018年度実施)している。
保戸野新橋が2020年度の対象になったようで、10月末から車両通行止めにして工事開始。楢山大回り線と秋田高校~御所野の路線バスも迂回運行。
その工事とは関係ない、保戸野側のたもと(=厳密には、橋自体とは無関係なわけですが…)が、今回の話題。

まずは現在の写真。
鷹匠橋から上流方向。新橋右が鑑の松、正面奥のイチョウとケヤキは保戸野街区公園

新橋上流・保戸野八丁寄りから

以前と光景が変わってしまった。
なくなったものがある。

(再掲)2010年

保戸野側たもと、下流側にあった、大きな1本(地際から3本に枝分かれしていた)のケヤキの木が伐採されてしまった!
10月23日頃のことだと思われる。

がらんとしてしまった
保戸野側たもとは、市道がほぼ「く」の字で橋に入るほか、川沿いの河川管理用通路(歩行者通路)も合わせれば「K」の字。それらの道から橋へは、わずかに上り坂になっていた。
そのうち、下流側の通路と道路にはさまれた一帯の、いちばん橋寄りの家が、ケヤキ伐採に先立って解体されて更地になっている。
ケヤキがあったはずの場所
切り株もすっかり撤去されてしまい、どこにあったのか分からなくなっていた。

今まで、てっきり河川管理用通路や道路の一角、つまり公共の土地にケヤキが生えていたのだと思いこんでいた。
しかし、この状況を見ると違うようだ。通路・道路だった部分の舗装は手つかず。
Googleマップストリートビューで確認
明らかに民地内にあったのだった!

最初、伐採に気付いた時は、橋の工事のせいで? と疑ってしまったが、そうではなかった。工事どうしがバッティングしないよう、日程の調整はしたかもしれないが。

河川管理通路下流側から。けっこうきつい坂だ

市道下流側から
解体された白いお宅は、民家ながら、少なくともここ10年弱は、生地屋さんか何かの小さな店もやっていた。家自体は昔からあった気がするが、建て替わっているのかもしれない。
家をはさんでケヤキと反対(下流側)には庭があって、けっこうな樹木があって、ボーダーコリーがいたこともあった。
私有地だからどうこう言えないが、みんななくなってしまった。場所的に、この跡には家を建てるしかないでしょう。あと、若干、見通しが良くなって通行しやすくはなったが、上流方向はカーブもあるし狭いし、引き続き歩行者も車両も、注意して譲り合って通行を。
【12月17日追記】その後、やはり家が建ちそうな工事が始まった。【2021年6月7日追記】さらにその後、気がつけば家が3軒できていた。

あまり気に留めていなかったが、なくなったケヤキは大きかった。樹齢としては鑑の松(300~400年?)には及ばないだろうけど、100年は越えていたのでは。

在りし日のケヤキの写真を再掲する。
(再掲)2008年

(再掲)2010年対岸から
この10年ほどでも、生長して、樹冠が大きくなったのではないだろうか。
(再掲)2017年7月増水時
コメント (4)
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