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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

自衛隊入口/中央高校入口

2016-04-12 21:14:23 | 秋田の地理
秋田市北部の2つのバス停の変化。
●巻き直し
新国道(という名の県道56号線)側の「自衛隊入口」上りバス停は、ポールのたぐいが設置されず、近くの電柱の広告スペースにバス停名称や時刻表が表示された“巻きつくバス停“であることを、以前記事にした。※この柱の広告会社はNTT系ながら、トランスも設置されているので、電信柱と電力柱の共用だろうか。
(再掲)
市営バス(と中央交通の競合)時代からのもので、だいぶくたびれた感じはしていたし、こんな場所にバス停の表示があるとは思わない上に、配色のせいもあって、目立たなかった。

久しぶりに現地に行ってみると…
奥の電柱
今までよりも目立つような??
巻きつけられているものが新しくなっていた!
隣の電柱の広告も変わったようなので、いっしょに変えたのだろうか。(バス会社が負担したのか、広告会社の好意なのか)
2015年8月撮影のGoogleストリートビューでは以前のままだったので、交換されてまだ1年経っていない。

従来は、上から下までほぼ白だったのが、上部には一般のポールと同じような会社名・ローマ字入りバス停名が、下部には他の電柱広告と同じ、広告会社名と「ここは将軍野南3丁目」の現在地表示ができている。
従来よりもやや高い位置になり、足をかける棒を通す穴が空いた。(従来は棒よりも下が上端だった)


(再掲)このタイプの表示板を意識している。総数では多くはないが、新国道など市営バスとの共同設置バス停でよく見られたタイプ
色や書体はリアルだけど、社紋がなく、「ち」は「TI」の訓令式ローマ字。(これらの点は他のバス停でもまちまちですが…)
弘前五城目(廃止)にあった、”絵にかいたバス停“に近くなったといえそう。

時刻表は、相変わらずテープでべったりとくっつけている。ポケットなどを付けてスマートに差し替えできればいいのだろうけど、耐久性に難があるかな。

裏面も、
同じように新しくなった
こちらは以前から棒が通っていたけれど、やはり若干上に移動した。(従来のはズリ落ちてたのか?)

それにしても、以前からそうだけど電柱が微妙な位置。道路の切り欠きがいちばん大きい部分に、点字ブロックが2か所あるのも謎。乗る時はどこで待てばいいのか、不安になる。
点字ブロックの所に立っていたら、ちゃんとドアを合わせて停まってくれました。


●移設&名称変更
新国道の西側を500~1000メートルほど隔てて並走する、旧国道である市道。
ここを寺内経由と呼ばれる路線バスが走っている。通町・将軍野経由市民生協入口行き、県庁・将軍野・サンパーク経由秋田厚生医療センター(組合病院)行き、県庁・土崎経由飯島北(一部土崎駅止まり)行きの3路線。いずれも元・市営バス路線で、現在は減便されて、昼間は1時間に1本ずつの運行。

寺内経由で位置的に新国道経由の自衛隊入口に相当するバス停が「中央高校入口」。
下りでは、ここを過ぎると、将軍野方面と土崎方面に道が分かれる。将軍野経由では、坂を下った次が「中央高校前」だが、土崎経由では高校前は通らない。
下り側。将軍野方面は、すぐに右折する
旧国道は歩道がない狭い道で、沿道に昔からの家が立ち並ぶ。さらに、この付近は高清水と呼ばれる丘陵であり、中央高校入口バス停の東側(新国道寄り)は山というか林になっている。
上り側
下り側バス停は民家の玄関先にポールが置かれている感じなのに対し、向かいの上り側は落葉樹と笹やぶに囲まれた、里山の趣き。広面の「秋大糠塚官舎前」に似たシチュエーション。
再掲)秋大糠塚官舎前下り側。上りはホームセンターの裏側【23日隣のバス停と勘違いしていたので訂正】駐車場の前

上にツバキが咲いている
棒の光り具合からして新しそうなポール。文字からしても中央交通移管後のタイプ。訓令式の「TYU」とヘボン式の「CHI」が混在。


今週末16日・土曜日から、この中央高校入口バス停が移動し、名称が変わる。
100メートルほど秋田駅寄りに「秋田城跡歴史資料館前」として。

高清水には、奈良時代~平安時代にかけて「秋田城」があり(秋田駅近くの江戸時代のは「久保田城」)、発掘調査が行われている。
その資料をまとめた「秋田市立秋田城跡歴史資料館」が16日に開館することとなり、その最寄りバス停の役目を担う。

資料館は旧国道には面していない。細い道へ曲がって若干坂を上って1軒目くらいの位置。
開館準備が進む秋田城跡歴史資料館の正面
旧国道から直接入れる大きな駐車場も作られ、下りバス停はそこへ置かれるようだ。駐車場奥の階段を介して、資料館へ行き来できるはず。
上り側はもう少し駅寄りの民家付近に置かれる模様。

中央高校入口は運賃が変わるバス停。
移動したことにより、それが変わったりはしないのかな? 駅方向だと手前だから同じ運賃でいいはずだけど、土崎・将軍野方面だと??

100メートル移動したことで、不便になる(歩く距離が長くなる)住民は多少は出てしまうだろう。反対に便利になる人もいるだろうし、資料館来館者はなおさら。よそ者がとやかく言えることではない。
名称が変わることは、「中央高校”前”」と明確に区別できることになり、良いと思う。某週刊紙の記者が、両バス停を混同して文句を言っていたことがあったのは、解消されそう。

中央交通では、昨年10月に告知をほとんどせずに複数のバス停名を変更した。法令では事前告知が義務付けられている。
今回は、ホームページにずっと前(3月23日付)から掲載されているし、秋田市の広報紙にも掲載された。広報は市の施設だからってこともあるでしょうけど。だけど、車内や現地とかには掲示はあるだろうか。混乱がないことを願います。

なお、「中央高校”前”」のほうは、校舎改築工事に伴い、下り側バス停が今年度いっぱいの予定で一時的に移動中。

【14日追記】1965年末の秋田市電廃止後のバス路線を告知する秋田市広報紙に、中央高校入口を指すと思われる「市立高校入口」バス停の記述がある。歴史あるバス停だったようだ。(現在の中央高校は、1982年に秋田市立高校が県へ移管されたもので、学校の場所は同じ。)

移動後の模様はこの記事後半
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