3月26日のダイヤ改正など、JRの変化。
●駅の時刻表
今ダイヤ改正から、JR東日本秋田支社管内の駅(全駅かどうかは不明)に掲出される時刻表の形式が変わった。
土崎駅下りの新時刻表
以前のはこういう形式。
(再掲)大張野駅
以前は、エクセルで表を組んだような、1本の列車につき1行を使う形式。
新しいのは、「時」ごとに行を分け、発車する「分」を大きく記す、大都市圏の駅などと同じタイプ。
バス停の時刻表だと、前者は秋田の中央交通、後者は秋田市営バスや弘南バスに当たる。
新しい時刻表は、1時間に何本あるかとか、どのくらい間隔が開いているのかとか、視覚的・直感的に分かりやすい。路線バスなら(極端に便数が少ない以外は)このタイプにするべきだと思う。
鉄道では、秋田のような1時間に1本とかなら、別に以前のものでもいいような気もする。行き先や乗り場などが大きな文字で表示できて見やすかったり、終着駅到着時刻などの情報が付加できるし。
●貨物用機関車
元を正せば北海道新幹線開業が原因と言えそうだけど、秋田を含む日本海縦貫線の貨物列車をひく、JR貨物の機関車に、いくつかの変化。
2015年のダイヤ改正では、国鉄時代から使われているEF81形電気機関車(富山所属)が秋田まで来るのが1日1往復に減少した一方、青森方面から大館までは金太郎マークの大型のEH500形電気機関車(仙台所属)が1日1往復ながら初めて定期で乗り入れるようになっていた。
今改正では、富山のEF81の定期運用が消滅。
当分は、JR東日本所属の同形も含めて、臨時や代走で走行することはあるものの、ひっそりと退いたことになる。
EH500は、北海道新幹線開業により津軽海峡線を走行しなくなり余裕が出たのか、さらにもう1往復が秋田県へ乗り入れ。秋田貨物駅まで来るようになった。(もう1往復は引き続き大館折り返し)
さらに、もう1つ。
寝台特急「北斗星」用としてJR東日本が所有していた、EF510形電気機関車に余剰が生じ、一部がJR貨物へ売却されて青い塗装のまま日本海側で貨物列車をひいていた。
北海道新幹線開業により「カシオペア」も廃止され、青い塗装のほかカシオペア用の銀色の塗装のものも含めて、東日本に残っていたすべてのEF510がJR貨物へ売却され、富山へ配置されたとのこと。
間もなく、秋田でも銀色のEF510が貨物列車をひく姿を見られることだろう。
なお、ツアーで運行されるカシオペアは、JR貨物から機関車を借りて運行するそうだから、当分は塗装を変えないかもしれない。
※その後実際に運行開始。ツアーのカシオペアは、古いEF81がひいているようだ。
●いなほマーク
2013年9月から、羽越本線の特急「いなほ」の車両が代わった。
新しい車両は、常磐線「フレッシュひたち」で使われていたE653系電車の塗装を変更したもの。
最近の特急はたいていそうだけど、従来の485系と違って、列車正面に列車名(ヘッドマークなど)の表示はなかった。
よく似たデザインの「つがる」用E751系ではヘッドライト下の帯状の部分に「Tsugaru」とあったが、E653系ではフレッシュひたち時代から真っ白だったようだ。【19日訂正・「Hitachi Express」との薄い表示があったとの情報をコメントでいただきました。】
(再掲)分かりにくいけど「Tsugaru」
ダイヤ改正頃から、一部のE653系の帯状部分に「INAHO[夕日の絵]いなほ」と表示されているとのこと。ヘッドマーク(トレインマーク)の復活といえそう。絵柄は「稲穂」じゃないのね…→控えめに稲穂も描かれていた。
●びゅうプラザ
盛岡支社エリアの新青森駅にある、JR東日本の旅行会社「びゅうプラザ新青森駅店」が3月いっぱいで閉店した。
3月16日の東奥日報サイトによれば、JR東日本盛岡支社青森支店では「新青森駅店の来客数や売上高は青森駅店を下回っており、「びゅう旅行商品のインターネット販売が始まったことから、青森駅店に機能を集中する」」としている。
新青森駅にはみどりの窓口はあるし、市街地から離れた立地、かつ在来線との乗り継ぎ客がほとんどという性格からして、びゅうプラザの需要は低かったのは想像できる。
これにより、青森県内のびゅうプラザは、青森、七戸十和田、八戸(以上盛岡支社)と秋田支社の弘前の各駅の4店舗。
ちなみに秋田県内では、秋田、大館、大曲、能代、横手の5駅。
羽後本荘駅は2015年9月いっぱいで閉店した。
びゅうプラザの閉店がこれ以上進むかは分からないけれど、将来的には進んでいく気がする。
※1年後2017年3月31日には、大館駅と横手駅のびゅうプラザが廃止された。秋田県内のびゅうプラザは3つになった。
※さらに2018年3月31日には、能代駅(東能代ではなく五能線の)のびゅうプラザが廃止。県内では秋田駅と大曲駅だけ(秋田支社管内では他に弘前駅)になってしまった。
東奥日報にもあるように「びゅう旅行商品のインターネット販売が始まった」。これについて備忘録。
びゅうプラザでは、以前から、ネットのフォームや電話で予約を受け付けて、チケット類を受け取りに行くもしくは送ってもらうかするサービスをやっていた。
僕も何度か利用したことがあった。窓口受け取りの場合も、旅行相談と別の発券窓口で受け取れるので、ほとんど待たずに済むのがうれしい。(送ってもらう場合、送料負担不要のはず)
ただ、希望の宿や列車が確保できるかは、申し込み時点では分からず、返信のメールを待つ必要があった。
そして、昨年辺りから、「オンライン予約対応商品」と表記があるパック旅行商品のパンフレットが出始めた。
これは上記のフォーム予約とは別で、専用サイト(えきねっとに内包。会員登録しなくても利用可)から行う。楽天トラベルなどの宿泊予約サイトとえきねっとの指定席予約をくっつけたような感じで、操作も似ている。
宿泊予約サイトと同じ方式だから、「指定した条件に一致した(=空室がある)宿」がリストアップされて、そこから選ぶ形になるので、フォーム予約のように結果を待たされたり、空室がなくて予約し直したりしなくて済むのが便利。
禁煙や部屋タイプ(シングルとか)などの条件で絞り込む機能がなかったり(フリーワード欄に入力すればできる)、秋田発着は「北東北発」で選ぶことになるのだが、盛岡発とか他駅発のものもいっしょに表示されてしまったり(これはフリーワードでは絞り込めない)、分かりにくく、間違えそうなのは改善の余地あり。
さらに、昨年11月27日から「JR東日本ダイナミックレールパック」というのもできた。
(僕のネット上の行動を反映して)ネット広告でもよく表示されるし、4月初め頃には清水ミチコ(と下條アトムだよね?)の声によるテレビCMが盛んに流れていた。
ダイナミックレールパックは、ネット上で、行き帰りの列車(行き帰りが別ルートでも可)と宿、その他オプションを好きなように選んで組み立てられるもの。当初は2名以上でないとできなかったが、4月頃から1名でも使えるようになっていた。
これもえきねっとサイト内にあり、オンライン予約とまぎらわしい。行き帰りの列車のルートが決まっているのがオンライン予約、そこも自由に組めるのがダイナミックレールパックということか。
秋田発着青森県内宿泊みたいな、パックでは(あまり多く)存在しない旅程も組めて、値段もそこそこ安い感じ。首都圏方面だと、パンフレット掲載のびゅうのパックと微妙に違う程度。
自由度については、列車は新幹線と特急だけで普通列車は選べないようだし、乗り換えが2回以上になるルート(秋田発松本もダメみたい)は選べない。宿の選択肢が少ない地域(信州など)もあり、今後の充実に期待といったところ。
オンライン予約、ダイナミックレールパックとも、決済はクレジットカードとコンビニ決済。受け取りは、送料無料で送付もしくは駅の指定席券売機で発券。
払い戻しや変更の手続きは、すべてコールセンター(東京03)への電話。駅のびゅうプラザ窓口では、受け取りも変更・払い戻しもできず、一切関与しない形。(従来のフォームや電話予約では、地元のびゅうプラザが対応していた)
家族が旅行するものをオンライン予約でやってみた。
電話やフォーム入力の予約では、代理での(予約者と旅行者が異なる)予約も可能と明示されているが、オンライン予約やダイナミックレールパックについては、記載がない。
けど、制度としてダメってことはないでしょう。それに、システムとしては、ログインせずに予約すれば、できるはず。
だけど、ポイント(0.5%相当)がほしいので、えきねっとにログインして予約してみた。
登録してある住所や氏名が「代表者」として表示されるが、そこも上書き入力すれば変更できた。でも、性別や生年月日は、入力できず変更できない!
まあ、性別は部屋割り(女性専用フロアとか)の都合上正しく伝えないといけないだろうけど、年齢はそれほど重要でもないかも。ホテルのチェックイン時に事情を話せば良さそうだけど、事実と異なる申し込みをするのは気が引ける。仕方ないから、コールセンターへ電話。
そんなことをする客は少ないのか、向こうも最初は戸惑っていたみたいだけど、スムーズに受け付けてくれ、数分後にネットで確認すると、ちゃんと変更されていた。
「最終行程表(購入明細書)」というPDFファイルをダウンロードし、それを印刷して旅行に持参しろとのこと。A4用紙5枚に及ぶ行程表(大部分が注意書きの類)には、きっぷ受け取り前の段階で、列車の座席番号が印字されていた。
受け取りは、秋田駅の券売機で。
クレジットカード決済の場合は、えきねっと予約の受け取りと同じ手順で、カードを入れて暗証番号入力。(コンビニ決済の時は、予約番号と電話番号を入力する)
以前、窓口で受け取った時は、列車のきっぷに相当する「乗車票」のほか、ホテルに渡すクーポン、バウチャーとかいう旅行中持ってなければいけない会員券(?)、そしてクレジットカード利用明細が渡された。いずれも、きっぷ用の裏に磁気が入った厚紙で、乗車票以外は横長の大型きっぷサイズ。旅行中にどれをいつ使うか混乱したり、使用後の処分に困ったりしていた。
今回もそうなるかと思ったら、券売機から出てきたのは、乗車票のみ。秋田駅-東京都区内の場合は、乗車券と指定券が一体化しているから2枚×人数分。
宿は「クーポンレス」で行程表に予約番号が表示、クレジットカード明細も行程表内に含まれていた。
あまりにあっさりしていて驚いたものの、個人的には好ましい。宿泊予約サイトで予約したのと同じことだから当然だけど、世の中も変わったものだ。
このように、窓口を介さずに旅行予約をできるようにして、びゅうプラザを縮小していくのが、JR東日本の意向なのだろう。
でも、ネットを使えない人や対面窓口で相談しながら決めたい人もいる。時代の変化でやむを得ないことなんだろうけど、JR直営の旅行会社として信頼して期待を寄せる人もいるだろうから、どう応えていくのだろうか。
●駅の時刻表
今ダイヤ改正から、JR東日本秋田支社管内の駅(全駅かどうかは不明)に掲出される時刻表の形式が変わった。

以前のはこういう形式。

以前は、エクセルで表を組んだような、1本の列車につき1行を使う形式。
新しいのは、「時」ごとに行を分け、発車する「分」を大きく記す、大都市圏の駅などと同じタイプ。
バス停の時刻表だと、前者は秋田の中央交通、後者は秋田市営バスや弘南バスに当たる。
新しい時刻表は、1時間に何本あるかとか、どのくらい間隔が開いているのかとか、視覚的・直感的に分かりやすい。路線バスなら(極端に便数が少ない以外は)このタイプにするべきだと思う。
鉄道では、秋田のような1時間に1本とかなら、別に以前のものでもいいような気もする。行き先や乗り場などが大きな文字で表示できて見やすかったり、終着駅到着時刻などの情報が付加できるし。
●貨物用機関車
元を正せば北海道新幹線開業が原因と言えそうだけど、秋田を含む日本海縦貫線の貨物列車をひく、JR貨物の機関車に、いくつかの変化。
2015年のダイヤ改正では、国鉄時代から使われているEF81形電気機関車(富山所属)が秋田まで来るのが1日1往復に減少した一方、青森方面から大館までは金太郎マークの大型のEH500形電気機関車(仙台所属)が1日1往復ながら初めて定期で乗り入れるようになっていた。
今改正では、富山のEF81の定期運用が消滅。
当分は、JR東日本所属の同形も含めて、臨時や代走で走行することはあるものの、ひっそりと退いたことになる。
EH500は、北海道新幹線開業により津軽海峡線を走行しなくなり余裕が出たのか、さらにもう1往復が秋田県へ乗り入れ。秋田貨物駅まで来るようになった。(もう1往復は引き続き大館折り返し)
さらに、もう1つ。
寝台特急「北斗星」用としてJR東日本が所有していた、EF510形電気機関車に余剰が生じ、一部がJR貨物へ売却されて青い塗装のまま日本海側で貨物列車をひいていた。
北海道新幹線開業により「カシオペア」も廃止され、青い塗装のほかカシオペア用の銀色の塗装のものも含めて、東日本に残っていたすべてのEF510がJR貨物へ売却され、富山へ配置されたとのこと。
間もなく、秋田でも銀色のEF510が貨物列車をひく姿を見られることだろう。
※その後実際に運行開始。ツアーのカシオペアは、古いEF81がひいているようだ。
●いなほマーク
2013年9月から、羽越本線の特急「いなほ」の車両が代わった。
新しい車両は、常磐線「フレッシュひたち」で使われていたE653系電車の塗装を変更したもの。
最近の特急はたいていそうだけど、従来の485系と違って、列車正面に列車名(ヘッドマークなど)の表示はなかった。
よく似たデザインの「つがる」用E751系ではヘッドライト下の帯状の部分に「Tsugaru」とあったが、E653系ではフレッシュひたち時代

ダイヤ改正頃から、一部のE653系の帯状部分に「INAHO[夕日の絵]いなほ」と表示されているとのこと。ヘッドマーク(トレインマーク)の復活といえそう。
●びゅうプラザ
盛岡支社エリアの新青森駅にある、JR東日本の旅行会社「びゅうプラザ新青森駅店」が3月いっぱいで閉店した。
3月16日の東奥日報サイトによれば、JR東日本盛岡支社青森支店では「新青森駅店の来客数や売上高は青森駅店を下回っており、「びゅう旅行商品のインターネット販売が始まったことから、青森駅店に機能を集中する」」としている。
新青森駅にはみどりの窓口はあるし、市街地から離れた立地、かつ在来線との乗り継ぎ客がほとんどという性格からして、びゅうプラザの需要は低かったのは想像できる。
これにより、青森県内のびゅうプラザは、青森、七戸十和田、八戸(以上盛岡支社)と秋田支社の弘前の各駅の4店舗。
ちなみに秋田県内では、秋田、大館、大曲、能代、横手の5駅。
羽後本荘駅は2015年9月いっぱいで閉店した。
びゅうプラザの閉店がこれ以上進むかは分からないけれど、将来的には進んでいく気がする。
※1年後2017年3月31日には、大館駅と横手駅のびゅうプラザが廃止された。秋田県内のびゅうプラザは3つになった。
※さらに2018年3月31日には、能代駅(東能代ではなく五能線の)のびゅうプラザが廃止。県内では秋田駅と大曲駅だけ(秋田支社管内では他に弘前駅)になってしまった。
東奥日報にもあるように「びゅう旅行商品のインターネット販売が始まった」。これについて備忘録。
びゅうプラザでは、以前から、ネットのフォームや電話で予約を受け付けて、チケット類を受け取りに行くもしくは送ってもらうかするサービスをやっていた。
僕も何度か利用したことがあった。窓口受け取りの場合も、旅行相談と別の発券窓口で受け取れるので、ほとんど待たずに済むのがうれしい。(送ってもらう場合、送料負担不要のはず)
ただ、希望の宿や列車が確保できるかは、申し込み時点では分からず、返信のメールを待つ必要があった。
そして、昨年辺りから、「オンライン予約対応商品」と表記があるパック旅行商品のパンフレットが出始めた。
これは上記のフォーム予約とは別で、専用サイト(えきねっとに内包。会員登録しなくても利用可)から行う。楽天トラベルなどの宿泊予約サイトとえきねっとの指定席予約をくっつけたような感じで、操作も似ている。
宿泊予約サイトと同じ方式だから、「指定した条件に一致した(=空室がある)宿」がリストアップされて、そこから選ぶ形になるので、フォーム予約のように結果を待たされたり、空室がなくて予約し直したりしなくて済むのが便利。
禁煙や部屋タイプ(シングルとか)などの条件で絞り込む機能がなかったり(フリーワード欄に入力すればできる)、秋田発着は「北東北発」で選ぶことになるのだが、盛岡発とか他駅発のものもいっしょに表示されてしまったり(これはフリーワードでは絞り込めない)、分かりにくく、間違えそうなのは改善の余地あり。
さらに、昨年11月27日から「JR東日本ダイナミックレールパック」というのもできた。
(僕のネット上の行動を反映して)ネット広告でもよく表示されるし、4月初め頃には清水ミチコ(と下條アトムだよね?)の声によるテレビCMが盛んに流れていた。
ダイナミックレールパックは、ネット上で、行き帰りの列車(行き帰りが別ルートでも可)と宿、その他オプションを好きなように選んで組み立てられるもの。当初は2名以上でないとできなかったが、4月頃から1名でも使えるようになっていた。
これもえきねっとサイト内にあり、オンライン予約とまぎらわしい。行き帰りの列車のルートが決まっているのがオンライン予約、そこも自由に組めるのがダイナミックレールパックということか。
秋田発着青森県内宿泊みたいな、パックでは(あまり多く)存在しない旅程も組めて、値段もそこそこ安い感じ。首都圏方面だと、パンフレット掲載のびゅうのパックと微妙に違う程度。
自由度については、列車は新幹線と特急だけで普通列車は選べないようだし、乗り換えが2回以上になるルート(秋田発松本もダメみたい)は選べない。宿の選択肢が少ない地域(信州など)もあり、今後の充実に期待といったところ。
オンライン予約、ダイナミックレールパックとも、決済はクレジットカードとコンビニ決済。受け取りは、送料無料で送付もしくは駅の指定席券売機で発券。
払い戻しや変更の手続きは、すべてコールセンター(東京03)への電話。駅のびゅうプラザ窓口では、受け取りも変更・払い戻しもできず、一切関与しない形。(従来のフォームや電話予約では、地元のびゅうプラザが対応していた)
家族が旅行するものをオンライン予約でやってみた。
電話やフォーム入力の予約では、代理での(予約者と旅行者が異なる)予約も可能と明示されているが、オンライン予約やダイナミックレールパックについては、記載がない。
けど、制度としてダメってことはないでしょう。それに、システムとしては、ログインせずに予約すれば、できるはず。
だけど、ポイント(0.5%相当)がほしいので、えきねっとにログインして予約してみた。
登録してある住所や氏名が「代表者」として表示されるが、そこも上書き入力すれば変更できた。でも、性別や生年月日は、入力できず変更できない!
まあ、性別は部屋割り(女性専用フロアとか)の都合上正しく伝えないといけないだろうけど、年齢はそれほど重要でもないかも。ホテルのチェックイン時に事情を話せば良さそうだけど、事実と異なる申し込みをするのは気が引ける。仕方ないから、コールセンターへ電話。
そんなことをする客は少ないのか、向こうも最初は戸惑っていたみたいだけど、スムーズに受け付けてくれ、数分後にネットで確認すると、ちゃんと変更されていた。
「最終行程表(購入明細書)」というPDFファイルをダウンロードし、それを印刷して旅行に持参しろとのこと。A4用紙5枚に及ぶ行程表(大部分が注意書きの類)には、きっぷ受け取り前の段階で、列車の座席番号が印字されていた。
受け取りは、秋田駅の券売機で。
クレジットカード決済の場合は、えきねっと予約の受け取りと同じ手順で、カードを入れて暗証番号入力。(コンビニ決済の時は、予約番号と電話番号を入力する)
以前、窓口で受け取った時は、列車のきっぷに相当する「乗車票」のほか、ホテルに渡すクーポン、バウチャーとかいう旅行中持ってなければいけない会員券(?)、そしてクレジットカード利用明細が渡された。いずれも、きっぷ用の裏に磁気が入った厚紙で、乗車票以外は横長の大型きっぷサイズ。旅行中にどれをいつ使うか混乱したり、使用後の処分に困ったりしていた。
今回もそうなるかと思ったら、券売機から出てきたのは、乗車票のみ。秋田駅-東京都区内の場合は、乗車券と指定券が一体化しているから2枚×人数分。
宿は「クーポンレス」で行程表に予約番号が表示、クレジットカード明細も行程表内に含まれていた。
あまりにあっさりしていて驚いたものの、個人的には好ましい。宿泊予約サイトで予約したのと同じことだから当然だけど、世の中も変わったものだ。
このように、窓口を介さずに旅行予約をできるようにして、びゅうプラザを縮小していくのが、JR東日本の意向なのだろう。
でも、ネットを使えない人や対面窓口で相談しながら決めたい人もいる。時代の変化でやむを得ないことなんだろうけど、JR直営の旅行会社として信頼して期待を寄せる人もいるだろうから、どう応えていくのだろうか。