広く浅く

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バス停移動後

2016-05-09 18:46:21 | 秋田の地理
秋田市内の2つのバス停が、予告通り移動した。移動後の状況。

6日の新庁舎オープンに伴い、「県庁市役所前」の上り(秋田駅行き)側だけが、約130メートル(バス会社の告知)、東方向秋田駅寄りに移設された。
長いベンチ
先日はなかったベンチが置かれ、時刻表掲示板も設置された。時刻表は、東側と西側に同じものが掲出されているようで、気が利いている。
屋根が深く、西日も気にならない(向かいは県庁正庁【2021年4月11日訂正】本庁舎)
若干気になったのは、「バス乗り場」「県庁市役所前」といった表示がないこと。
市役所前バス停であることは明白だけど、いちおうお決まりのアイテム。ポールは不要にしても、壁にでも表示したほうがいいのではないでしょうか…

バス停西側の通路屋根下には、
ポストが設置された(旧庁舎からの移設か新品かは未確認
旧庁舎では、正面玄関脇の奥まった位置にあったが、ここなら道路からでも投函しやすい。
【7月7日補足】このポストは、旧庁舎のものと違うタイプで新品のようだ。この記事中ほどで少々。


8日の時点では、旧上りバス停待合所はそのまま残っていた。
左側。向かいの同じ形のものは下り用

旧待合所内
待合スペースは柵でふさがれ、入ることはできなくされている。時刻表は撤去。赤い矢印が目立つ移設の告知が何枚も貼られている。
ここでこんなことがあった。けやき通りの県庁側から横断して来たのか、年配の女性2人が旧待合所前に立っている。ここからバスに乗るつもりらしい。
「ここからは乗れなくなりましたよ。バス停はもっとあっちです」とお教えすると、大変驚いて戸惑っていらした。まっすぐ130メートル先の新しいバス停ではあるが、改めて見ると、屋根付き通路と一体化して明確には存在が分からず、けっこう遠く感じる。

このバス停は、昼間は時刻表を見なくてもバスが続々(というほど多くもないけど)来る。だから、乗り慣れた人なら、時刻表を確認せず、ベンチに座ろうともしないで、ただ立って待つはず。
改めて待合所を見ると、移転の告知は、待合所内部の北面、つまり「奥の内側」にしか貼られていない。ただたって待つ人なら、見落として、バス停が現役だと感じてしまう危険があるのかもしれない(柵はあるけど)。
バス停外側の東面と西面にも掲示を出し、歩道を歩いて待合所に接近する人の目に入りやすいようにする必要があったのではないか。

また、「県庁・市役所前」「リムジンバスのりば」といった表示板、路面の点字ブロックはそのまま残っており、ここが現役だと誤解を与えかねない。柵はあるし、市役所が新しくなったことは秋田市民には常識かもしれないけれど、バス停はいろいろな人が利用するもの。まぎらわしくないよう、早急に撤去するべきだ。

【15日追記】その後、15日までには、旧待合所の東西外面と封鎖する柵のパイプにも移動の告知が掲出され、「リムジンバス」や3事業者名の表示は撤去。新待合所には急ごしらえっぽい「県庁市役所前」+3事業者名が掲出された。
実は、当記事と同じ内容を「市役所移転によって間接的に戸惑っている人もいるのだから、(どうせ中央交通じゃ、気が利かなくてできないだろうし)秋田市としてもフォローしてやってくださいよ」と秋田市役所へ伝えたので、それを受けての対応でしょう。旧待合所の点字ブロックはまだそのままではあるものの、これなら間違う人は減ると思われ、ひと安心。この記事中ほど参照。



2つ目。4月16日の秋田市立秋田城跡歴史資料館オープンに伴い、寺内経由各路線の旧国道の「中央高校入口」が100メートルほど秋田駅寄りに移動して「秋田城跡歴史資料館前」となった。(この記事後半)
ちなみに「秋田城跡」は「あきたじょうあと」と読むらしい。

下り通町経由将軍野線では、だいぶ手前の高陽幸町の車内放送で、「このバスは、奈良時代に(~ナントカカントカ~)秋田城跡歴史資料館前を経由します。」という広告のような予告のようなフレーズが流れる。県庁経由でも、どこかで流れているのだろう【2020年4月25日追記・秋田市保健所・サンライフ秋田前で流れていた。】。
下り側。奥が秋田駅方向。左奥の民家手前が上り側
バス停ポールは、市営バスタイプのダルマ型。
頭でっかちの最新型ではない。
おそらく、旧・中央高校入口のポールの表示板だけを交換している。(台座の欠けやポールの光沢具合が以前と同じように感じられる)

表示板そのものも、撤去したどこかの転用らしい。美短入口の時のように、以前の名称が判読できるほど雑なやり方ではないが、下が若干デコボコ。
バス停名の文字は、パソコンで作ったシールを貼ったようなのではなく、ちゃんとしたカットシールだろうか。見慣れないやや肉太の丸ゴシック体【2020年4月25日追記・フォントワークス「スーラ」でこの後主流になっていく。】で、文字数が多いから縦長。残念ながら英字表記はなし。

以前も触れたように、資料館は旧国道から脇に入って短い坂を上った所にあり、旧国道には駐車場が面している。下り側バス停は、その真ん前。駐車場の奥に資料館へ通じる階段がある。
階段の両側は竹やぶ

下りバス停と資料館に通じる坂道(矢印)、旧・中央高校入口バス停(赤丸)方向

上りバス停は、横断歩道を渡って秋田駅方向へ少し進み、林が途切れた所。
横に階段が
こちらにも階段があり、復元された門などがある史跡公園につながる。

ところで、資料館と公園を結ぶ歩道橋を作る構想があるらしいけど、うーん。旧国道が狭くて車が多く通るけど、そこまで必要だろうか。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-05-10 01:46:06
歩道橋は多少やりすぎ感がありますが、交通量を考えると、信号付き横断歩道は必要でしょう。
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資料館-公園 (taic02)
2016-05-10 21:19:51
それが無難なところでしょうか。
高低差がある場所なので、歩道橋があれば移動は楽ではありますが、利用者数、冬のことなどを考えると現実的でないと思います。
返信する

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