おととい速報し、昨日も少し触れた、秋田市の日赤病院跡地の「中通一丁目地区市街地再開発事業」のエリア(施行地区)と施設(にぎわい交流館)の愛称が決定した話。さらに続きです。
今日になって、再開発組合のサイト(http://www.nakadouri-saikaihatu.jimusho.jp/)に、「~決定しました」というページ(http://www.nakadouri-saikaihatu.jimusho.jp/sub8/newpage2.html)がアップされた。
その中に「○愛称選定の経過について(http://www.nakadouri-saikaihatu.jimusho.jp/sub8/newpage10.html)」というページがあり、愛称の募集から決定までの経過が詳しく公開されている。
新たに分かったことがいくつかあった。
まず、応募作品数はエリアが161、施設が167だったが、その分布は、北は北海道、南は長崎から応募があったとのこと。(最南端の長崎の人の「にぎわい交流館AU」に決まったわけだ)
そして、
1.一次選考(県・市・再開発組合理事による)で23作品、17作品
2.ネットでの意見募集(アンケート。8月26日まで)
3.二次選考(県・市・再開発組合理事による。9月2日まで)で8作品、7作品
4.最終選考(知事、市長、再開発組合理事長、商工会議所副会頭による。9月9日)
と、4段階で選考(意見募集は選考ではないけど)が行われたことが分かった。
で、びっくりしたというかショックだったのが、ネットでの意見募集への応募数。
前回書いた通り、僕も意見を送り、偶然にも僕がいいと思った愛称候補が2つとも最終決定となった。ほかにも多数の方が、各自の考えを送ったのだろうと思っていたら…
再開発組合ホームページより
「施行地区部門2通、施設部門2通のご意見を頂戴しました」だって!
つまり、僕ともう1人しか意見を送らなかったってこと?!
たしかに、あまりアクセス数が多くないであろう再開発組合のサイトで実施され、秋田県のホームページのどっかにひっそりとリンクが張られていただけで、秋田市のサイトやマスコミでの告知はなかったように思われ、周知不足の感はある。(多くの意見を募るために、次代の秋田を担う中高生に学校経由で、あるいは市街地を歩く市民に対して街頭アンケートを行うといった手法もあったかもしれない)
回答する側としては、単なる人気投票ではなく、その名称を選んだ理由も明記し、応募者の住所と氏名も記載が必要(重複応募でないことを確認するため)で、かつワード形式かPDF形式のファイルをダウンロードして入力・送信もしくは記入・送付しないといけないのが手間だったかもしれない。
でも、市や県が行うパブリックコメントでも、記載すべき項目・内容はもっと多岐に渡るのに、よほどマイナーな案件でない限りは数件以上は意見が提出されることが多い。(意見数ゼロということもなくはないけど)
ちなみに、2008年に秋田市が実施した「秋田市中心市街地活性化基本計画(原案)」(現在行われている再開発の原点とも言える)へのパブリックコメントには、53名(のべ意見数128)名も意見を寄せていた。
今回は愛称選考とはいえ、秋田市中心部の活性化の成否がかかっていて、多額の公費が投じられる事業に関することに、わずか2件しか反応がないというのは、あんまりじゃないだろうか。寂しいというか哀しい。
最初の応募は全国から160通もあったのに。(160もそう多くもないか。JR東日本の「はやぶさ」が決まった際は3129件も応募があったそうだから)
これは、再開発組合・行政の怠慢か、はたまた市民の無関心さ、もしくはあきらめの現れか…
2通の意見は、二次選考の判断材料としてくれたのだろう。
とすれば、うがった見方をすれば、二次選考には「県・市・再開発組合理事」のほか、もう1人の意見を送った方、そして私ことtaic02が関わり、それを元に各関係機関のトップたちが愛称の最終決定をした。と言うこともできなくはないことになってしまわなくもない…
(結果的に、2つとも僕がいいと思った名称に決まってしまったのだし)
気軽に意見を送ったつもりでいたが、そう考えると、自分自身が愛称決定の一翼を担ったような気がして、なんていうか責任感を感じてしまう。
「オカシゲな名前だなや!(おかしな名前だな)」なんておっしゃる方がいたら、そう思われてしまった原因の一部は僕にあるかも。
以上、手前味噌でした。
決定した愛称について、ネット上(個人のブログやツイッターなど)ではそれほど多くは取り上げられていない。
ざっと見てみると、「エリアなかいち」には「中井貴一を呼びたい」くらいしか感想は見当たらなかったが、「にぎわい交流館 AU」については「携帯電話会社と間違えそう」とか「経営が行き詰まっている青森市の再開発施設『アウガ』を連想させ、縁起が悪い。『にぎわい交流館』だけでいいじゃないか」という感想を持った方がおられた(各意見は抜粋・要約させてもらっています)。
これら意見に関して、なぜか多少責任感を感じてしまうので、僕なりのコメントを。 ※当然ながら、再開発組合や行政とは関係ない、個人の感想ですよ。
携帯会社については前回書いた通り、僕も同感。「エーユー」と読んでしまいそうだ。「あう」や「アウ」と、仮名書きの方がよかったかもしれない。
もう1つの「『にぎわい交流館』だけでいいじゃないか」には、それも一理あると思う。前回も書いたが、僕が一次選考通過の候補の中からこれを選んだ最大の理由は、候補中で唯一、愛称に「にぎわい交流館」が含まれているからだ。「AU」はむしろオマケで、施設のコンセプトが伝わるであろう「にぎわい交流館」を施設名に入れるべきだと考えたのです。
※誤解されている方がいらっしゃるようだが、愛称は「AU」だけではなく、「にぎわい交流館 AU」が愛称です。
そして、「アウガ」を連想させるというのは、飛躍しすぎじゃないだろうか。
無理に方言や西洋語っぽい響きの言葉を使った施設名(アルヴェ、フォンテなどなど)はもうたくさんだし、日本語の「会う」と同じ音で分かりやすく、かつ2文字(2音)の名称の施設は秋田では他にあまりないと思われ、混同しにくく覚えやすいと思う。候補の中ではいちばんマトモ(といっては失礼か)だと感じた次第です。
僕にはイチから名称を考えるほどの発想力もないので偉そうなことは言えないし、示された選択肢の中から選ぶという条件では、ベターな結果だったと思っています。
愛称が決まったことについて、新聞や民間放送局では報道されたが、NHK秋田放送局のニュースでは、なぜかまだ取り上げていない。
NHKってよそではネタにしてるのに、取り上げなかったりだいぶ遅れてニュースにすることがたまにある(秋田中央道路完成時の見学会やリゾートしらかみハイブリット化など)けれど、大した話題じゃないってことだろうか。
※再開発工事の続きはこちら
今日になって、再開発組合のサイト(http://www.nakadouri-saikaihatu.jimusho.jp/)に、「~決定しました」というページ(http://www.nakadouri-saikaihatu.jimusho.jp/sub8/newpage2.html)がアップされた。
その中に「○愛称選定の経過について(http://www.nakadouri-saikaihatu.jimusho.jp/sub8/newpage10.html)」というページがあり、愛称の募集から決定までの経過が詳しく公開されている。
新たに分かったことがいくつかあった。
まず、応募作品数はエリアが161、施設が167だったが、その分布は、北は北海道、南は長崎から応募があったとのこと。(最南端の長崎の人の「にぎわい交流館AU」に決まったわけだ)
そして、
1.一次選考(県・市・再開発組合理事による)で23作品、17作品
2.ネットでの意見募集(アンケート。8月26日まで)
3.二次選考(県・市・再開発組合理事による。9月2日まで)で8作品、7作品
4.最終選考(知事、市長、再開発組合理事長、商工会議所副会頭による。9月9日)
と、4段階で選考(意見募集は選考ではないけど)が行われたことが分かった。
で、びっくりしたというかショックだったのが、ネットでの意見募集への応募数。
前回書いた通り、僕も意見を送り、偶然にも僕がいいと思った愛称候補が2つとも最終決定となった。ほかにも多数の方が、各自の考えを送ったのだろうと思っていたら…

「施行地区部門2通、施設部門2通のご意見を頂戴しました」だって!
つまり、僕ともう1人しか意見を送らなかったってこと?!
たしかに、あまりアクセス数が多くないであろう再開発組合のサイトで実施され、秋田県のホームページのどっかにひっそりとリンクが張られていただけで、秋田市のサイトやマスコミでの告知はなかったように思われ、周知不足の感はある。(多くの意見を募るために、次代の秋田を担う中高生に学校経由で、あるいは市街地を歩く市民に対して街頭アンケートを行うといった手法もあったかもしれない)
回答する側としては、単なる人気投票ではなく、その名称を選んだ理由も明記し、応募者の住所と氏名も記載が必要(重複応募でないことを確認するため)で、かつワード形式かPDF形式のファイルをダウンロードして入力・送信もしくは記入・送付しないといけないのが手間だったかもしれない。
でも、市や県が行うパブリックコメントでも、記載すべき項目・内容はもっと多岐に渡るのに、よほどマイナーな案件でない限りは数件以上は意見が提出されることが多い。(意見数ゼロということもなくはないけど)
ちなみに、2008年に秋田市が実施した「秋田市中心市街地活性化基本計画(原案)」(現在行われている再開発の原点とも言える)へのパブリックコメントには、53名(のべ意見数128)名も意見を寄せていた。
今回は愛称選考とはいえ、秋田市中心部の活性化の成否がかかっていて、多額の公費が投じられる事業に関することに、わずか2件しか反応がないというのは、あんまりじゃないだろうか。寂しいというか哀しい。
最初の応募は全国から160通もあったのに。(160もそう多くもないか。JR東日本の「はやぶさ」が決まった際は3129件も応募があったそうだから)
これは、再開発組合・行政の怠慢か、はたまた市民の無関心さ、もしくはあきらめの現れか…
2通の意見は、二次選考の判断材料としてくれたのだろう。
とすれば、うがった見方をすれば、二次選考には「県・市・再開発組合理事」のほか、もう1人の意見を送った方、そして私ことtaic02が関わり、それを元に各関係機関のトップたちが愛称の最終決定をした。と言うこともできなくはないことになってしまわなくもない…
(結果的に、2つとも僕がいいと思った名称に決まってしまったのだし)
気軽に意見を送ったつもりでいたが、そう考えると、自分自身が愛称決定の一翼を担ったような気がして、なんていうか責任感を感じてしまう。
「オカシゲな名前だなや!(おかしな名前だな)」なんておっしゃる方がいたら、そう思われてしまった原因の一部は僕にあるかも。
以上、手前味噌でした。
決定した愛称について、ネット上(個人のブログやツイッターなど)ではそれほど多くは取り上げられていない。
ざっと見てみると、「エリアなかいち」には「中井貴一を呼びたい」くらいしか感想は見当たらなかったが、「にぎわい交流館 AU」については「携帯電話会社と間違えそう」とか「経営が行き詰まっている青森市の再開発施設『アウガ』を連想させ、縁起が悪い。『にぎわい交流館』だけでいいじゃないか」という感想を持った方がおられた(各意見は抜粋・要約させてもらっています)。
これら意見に関して、なぜか多少責任感を感じてしまうので、僕なりのコメントを。 ※当然ながら、再開発組合や行政とは関係ない、個人の感想ですよ。
携帯会社については前回書いた通り、僕も同感。「エーユー」と読んでしまいそうだ。「あう」や「アウ」と、仮名書きの方がよかったかもしれない。
もう1つの「『にぎわい交流館』だけでいいじゃないか」には、それも一理あると思う。前回も書いたが、僕が一次選考通過の候補の中からこれを選んだ最大の理由は、候補中で唯一、愛称に「にぎわい交流館」が含まれているからだ。「AU」はむしろオマケで、施設のコンセプトが伝わるであろう「にぎわい交流館」を施設名に入れるべきだと考えたのです。
※誤解されている方がいらっしゃるようだが、愛称は「AU」だけではなく、「にぎわい交流館 AU」が愛称です。
そして、「アウガ」を連想させるというのは、飛躍しすぎじゃないだろうか。
無理に方言や西洋語っぽい響きの言葉を使った施設名(アルヴェ、フォンテなどなど)はもうたくさんだし、日本語の「会う」と同じ音で分かりやすく、かつ2文字(2音)の名称の施設は秋田では他にあまりないと思われ、混同しにくく覚えやすいと思う。候補の中ではいちばんマトモ(といっては失礼か)だと感じた次第です。
僕にはイチから名称を考えるほどの発想力もないので偉そうなことは言えないし、示された選択肢の中から選ぶという条件では、ベターな結果だったと思っています。
愛称が決まったことについて、新聞や民間放送局では報道されたが、NHK秋田放送局のニュースでは、なぜかまだ取り上げていない。
NHKってよそではネタにしてるのに、取り上げなかったりだいぶ遅れてニュースにすることがたまにある(秋田中央道路完成時の見学会やリゾートしらかみハイブリット化など)けれど、大した話題じゃないってことだろうか。
※再開発工事の続きはこちら