田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

大袈裟に言うと言論弾圧

2017年11月01日 | 日記
 私は今まで、考えもせず人の指図は受けなかった。いつでも人の話を聞き、納得できれば、私の思想の枝葉になった。もちろん、幹や根っこにもなった時があるが、幼い頃からの積み重ねが、年輪を構成するように、私を育ててくれたと確信している。
 
 考えを持つようになって半世紀、そろそろ人生を終えるようになった今までに、言葉による弾圧や攻撃は数えるほどしか経験がない。とるにたらないことだったかもしれないが、一つは社会人一年生、総選挙立会演説会場に会社帰りに立ち寄った。当時は中選挙区制、定数が5だった。保守革新が複数立候補し、熱のこもった演説だった。保守応援のため、会社単位で駆り出されたサラリーマンが大挙押しかけた。応援する立候補者の演説が始まる前に椅子に座り、演説が終わるとドヤドヤと立ち去った。誰の支援者かわかる仕組みだった。
 
 投票を決めかねていた私は、立候補者の演説を聞き、おざなりの拍手をしていた。突然階段席の下から「親の顔が見てみたいものだ」と罵声が聞こえた。私を指差し「おい!若い者、つまらん人間に拍手などするな」と怒鳴られた。革新系の候補者の支援者と思われたようだ。選挙は人を狂わせる。正直怖かった。
 
 私の子供達が小学校低学年、市民運動会の閉会式だった。お楽しみ抽選会も終わり、そろそろお開きの国旗降納の時であった。「オマエラ!国旗に向かって帽子を脱げ!!。親の顔が見てみたいものだ、帽子を取れ!」と年齢に似合わない大声で高齢者が怒鳴った。子供達は驚き、怯えた様子で帽子を取った。私は湧き上がる怒りを目にこめて年寄りを睨みつけた。私に気づいた年寄りは卑屈にニヤッと笑った。
 
 著名なジャーナリストが、視聴者意見にテレビで噛み付いたとの噂を聞き、その部分の動画を見た。動画が編集されているかも知れないが、田原総一朗氏が、視聴者の意見に噛み付くと同時に司会女性に恫喝と思える言葉をなんども投げかけた。その恫喝振りに、司会の女性もお手上げ、CMに逃げた。入れ歯をカタカタさせて逆上するさまは、まるで恐ろしげな獅子舞だった。とても正気の沙汰とは思えなかった。こんな人達が著名人として、テレビに登場する恐ろしさを感じた。とてもじゃないが、一般視聴者として、意見を言うのが怖くなった。これらろ弾圧と言わず何というのか。
 
 本来、ジャーナリストや記者こそが、ペンの暴力、言葉の暴力を慎まなければならないと思うのは私だけだろうか?。おしまい。

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