威厳を保ち続けたい

　威厳の「イ」は威張るの「イ」ですが、堂々としていて、おごそかな様子のことですね。私はいつも堂々としていたいのですが、つい己に自信が無いときにオドオドしてしまいます。でもこれは仕方がないことで、危険度100％の宇宙飛行士達は、何度も何度も訓練を重ねているそうです。現在飛行中の金井さんのブログを読んで実感しました。初めての経験ならばドギマギするのが当たり前です。
　
　さて、どんな時もそれで許さるかと言えば、それは大間違いです。ドギマギして、あらぬことを口走ったばかりに「時期尚早とか、早計、拙速、青二才、勉強不足」とか言われ、罵倒されるのは仕方がありません。青二才は失敗して成長するものです。
　
　若い頃、まあ子供の頃だと、失敗は笑いに変わります。廻りが許してくれます。すこし成長すると、自分で笑いに置き換える手法もあります。いわゆるテレビで活躍する芸人さんたちです。彼らは計算づくで失敗しています。だから『芸』で、面白いのです。
　
　さてさて、いい大人が、いや老人が過去の失敗を取り沙汰され、芸人を真似て笑いに変えようとする姿はあまりに痛々しい。「覆水盆にかえらず」の例えどおり、失敗を認め、真に反省することが肝要です。
　
　失敗を認め、反省することが威厳を保っているか否かは、周りの人が決めることです。すべての人に認めさせるのは不可能です。だからこそ、注意深く行動することが大切だと思うオイラです。不愉快な記事を見てしまいましたので書きました。