田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

数撃ちゃ、だませる・・・だませない奴もいた。

2013年06月17日 | 日記
 私は友人が少ない。若いときから、一匹狼に憧れていたからかなぁ。少ない友人は変わり者が多く、トンデモ破天荒な奴もいます。チョモランマに憧れ、汚い部屋には山岳地図しかなく、いっぱしのサラリーマンでありながら、職業欄に『○○川漁師』とうそぶく、私より二、三歳年上の独身老人である。
 彼は自分を「行動する思想家」と言う。そして、思いついたことを、私達に伝えてくる。その思い付きが面白い。今日は「ノルマ30分」を紹介する。
 行動する思想家はかねて、訪問販売や電話勧誘が高齢者に被害を及ぼしていることに立腹していた。彼は私達に「良いか、手下ども、そのような奴らが来たら、あらゆる手段を使って、訪問時間を30分以上にせよ。そうすれば奴らが、10時間労働しても、わずか20人しか話せない。『イラン!』などと、絶対に一言で対応を拒絶してはならない!。これをノルマ30分と名づける!。」
 また「手下(誰も手下と思っていないが・・)どもは、ノルマ30分で使った手練手管を、定例飲み会で発表し、優秀賞を互選する。年間最多勝者は『仙人』の位を得る。全員が仙人を崇め奉り、あらゆる要求を拒んではならない。」と宣言した。「行動する思想家」は渓流釣りでも、年間大物賞者には『漁業組合長』の位を定めているそうだ。彼は、その位を熱望している割に、釣りがヘタとの噂は聞いていたのだった。
 手練手管の一つに「行動する思想家」のアホ作戦が初年度の大賞になった。彼は徹底的にアホを演じきった。電話勧誘で相手の電話番号を聞きだし、突然に電話をかける。「オイチャン、また解らなくなったので、おせ~て(教えて)。」ついには、「オイチャンは君を騙そうとしてるから、騙されないでね。」と言わせてしまった。録音を聞かされ、抱腹絶倒だった。彼はさらに「オイチャンはそんな人じゃない・・・ウエ~ン(泣きまね)。」ついに、その電話番号は消されたそうです。彼いわく「夜中に会社の電話使ったから、社長に叱られそうだ。」って。さすがな奴でした。良いこの皆さんはまねしないでね。


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