田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

妻の二人の友人

2018年03月25日 | 日記
 日曜日のお昼ご飯、妻が「明日、帰りに植物図鑑を買ってくる」と言いました。明日は久しぶりに、稲ちゃんとお昼を食べるそうです。稲ちゃんは職場の同僚でした。偶然にも、中学校の同級生だったことが、勤務中に分かりました。同い年です。昔はクラスが多く、知らないまま卒業することが普通で、ちっとも珍しくありませんでした。
 
 稲ちゃんは子供が出来なく、少し気難しいご主人でした。稲ちゃんの愚痴を聞くのが妻だったようです。数年前、ご主人が定年退職され、稲ちゃんは、パートに出るのが難しくなり、職場を辞めました。それでも、お肉大好きの稲ちゃんは、お肉が食べたくなると、妻に「お昼 どう?」とお誘いのメールが来るのでした。
 
 妻がヘルプで訪れた職場の噂で、稲ちゃんのご主人様が入院なさっていることを聞きました。かなり重篤だそうです。ご主人様の親戚もこの地には少なく、親戚のいない稲ちゃんは、他県へ引っ越しを考えているそうです。「きっと明日はその話だろうね」と妻も寂しそうでした。
 
 先週、妻は高校時代の同級生とお昼を食べました。仲間だった一人が病院通いをしているそうで、お茶に誘い出しました。出てきた彼女はずいぶんやつれ、苦労しているように見えました。
 
 私達と同じ頃結婚した彼女は、一人娘が幼い頃に無理やり離縁されてしまいました。追い出されるように、嫁ぎ先から逃げ帰りました。それ以来、子供には会えず、今のように裁判が普通ではなく、父親と暮らしてきましたが、老いた父親もずい分前に亡くなりました。妻達はできるだけ子供の話を避けてきたそうです。
 
 昼を終えて妻が「何もすることが無くなったら、どんどん老け込む。そうならないように、庭の植物の手入れをするわ!(決心した顔付きでした)」ですって。その前に、図鑑で名を調べ、全部憶えたいそうです。『ネットで調べられるのに』と思いましたが、妻は本が良いそうです。それもまた良い考えだと思うオイラです。