果実は初めのころは赤い実です。すでに黒くなっていますからかなり熟している状態です。
林道わきに立派なヒロハツリバナの樹がありました。といっても大木になる種ではなく５～6ｍほどの亜高木といったところ。赤い種子を落とした後の果皮（仮種皮）が目立っていました。近畿地方以北のブナ帯に見られる種です。
志賀高原の駐車場の脇に鮮やかな青色の花が咲いていました。ツルフジバカマの花でした。全国の山野に生える野草で特に高所に生育するような種ではありません。人の働きで種子が運ばれここに根付いているものと思われます。
秋が進んで気温が下がってきているせいか青い色が一層深くなってきているように感じました。花数は多く20個以上はあると思われます。マメ科ソラマメ属に分類されます。
ホコリタケに近い仲間で成熟すると頂部が裂けて中から胞子が出てきます。赤い文様の真ん中のところのが線状に裂けていくようです。これは裂け始めた状態です。食用には適さないそうです。
これもホコリタケに近い仲間ですが頂部に穴が開き胞子を放出するようなことを行わないキノコです。熟すと表皮が剥がれて胞子がむき出しになる性質のキノコです。よい出汁が出るとかで利用する人もいるようです。
ユニークなキノコです。まるで卵から芽を出してにょきにょきと伸びてきます。大きさは20㎝弱くらいにはなりでしょうか。柄のところを食用にすることができるそうです。
傘と言っていいのかまよいますが、この表面にグレバという胞子を含んだ悪臭のする液体を作ります。この臭いでハエなどを呼び寄せるのでしょう。胞子の散布に一役買ってもらいます。
幼菌は弾力のある卵状の球体です。これが割れて本体が発芽してくるのですが、中はゼリー状の物質に包まれています。これはあまり臭いはありません。
ベニテングタケを小型にしたキノコです。ブナ林の中で見たてました。紅テングタケに比べてやや少ないようで出会える頻度は少な目。もちろん有毒キノコです。