森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アマニュウの葉

2020年02月25日 | 自然観察日記
時に大型に生育するというセリ科植物のアマニュウも自生していましたが、砂防新道脇に見られた個体はそれほど大きな個体にになっていませんでした。3出複葉で小葉はさらに3裂するという形質を持っています。

アマニュウの果実

2020年02月25日 | 自然観察日記
やや長めの果実です。それにしてもおびただしい果実が実るものだと感心します。アマニュウは新潟県内ではほとんど見かけません。群馬や福島の深山に出かけて時に出会うくらいです。そこで、多雪地域にはあまり見られない種かなと思っていましたが、白山の山域に自生していることから少し見方を変えています。

カメバヒキオコシ

2020年02月24日 | 自然観察日記
山地帯に見られる種です。葉が亀の甲羅を思わせますから名前がついたのですが、新潟ではこれより大型の種が見られタイリンヤマハッカといわれています。同じものではないかと思いましたが葉や花が小さく見えましたのでカメバヒキオコシとしました。白山の山域にはハクサンカメバヒキオコシといわれるものもあるそうですが、それとは少し葉の様子が異なりました。

カメバヒキオコシの葉

2020年02月24日 | 自然観察日記
福島などで見るカメバヒキオコシに比べ先端の葉の切れ込みがしっかりしています。
実はどの種も変異がいろいろあって地域地域に独特なタイプの種が生育しています。それぞれ名前を付けて区別した方がいいのかもっと大きな視点でまとめて把握した方がいいのか迷います。区別したいときもあれば面倒だからひとくくりにした方が理解しやすいこともあります。カメバヒキオコシの仲間も私的にはひとくくりにしてほしい種の一つです。

ヤハズハンノキ

2020年02月23日 | 自然観察日記
北陸から東北までの日本海側の高所に分布するとされるヤハズハンノキです。深山から亜高山帯にかけて見られます。白山でも砂防新道上に自生していました。

アズマヒキガエル

2020年02月23日 | 自然観察日記
ヒキガエルの分類はよく分かりませんが、新潟で見るヒキガエルと同じようでしたのでアズマヒキガエルにしておきました。窪んだ沢筋で見ることが多いのですが雨に濡れた登山道に出てきていました。

ベニバナイチゴ

2020年02月22日 | 自然観察日記
ベニバナイチゴも白山あたりが南限になっているのでしょうか。月山のように群落を作るほどではありませんでしたが、比較的多く自生していたように思います。登山道脇に赤い実が時々見られ落ち込み気味の雨の中の登山を癒してくれました。

ベニバナイチゴの実

2020年02月22日 | 自然観察日記
花が終わって次々に実が熟し始めている季節でイチゴ状の果実がおいしそうに実っています。といっても美味しいというほどのものではないともいますから見て楽しむ類ではないでしょうか。