森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

マタタビの虫癭(ちゆうえい)

2015年03月29日 | 自然観察日記
いわゆる虫こぶ。タマバエの1種のマタタビミフクレフシが産卵した結果生じたものとされています。時にはほとんどの実が虫こぶになってしまったものもあるのですが、この蔓にはそれほど多くなくいくつかが散見される程度。薬効があるそうで結構珍重されます。そういえば、虫が関わった食材はそれほど日本にはありませんが、世界の食糧事情を考えると昆虫食をもっと考えるべきという発想のもと昆虫食の体験活動をされている方がおられます。個人的には気持ちの中には抵抗がある一人ですが、古くから日本人も昆虫を食材やそれに関するものに利用してきたという文化や歴史があるわけですから、ジビエが注目されてきたと同じ次元で考え方や行動を見直していく必要がありそうです。

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