森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマシシウド 3

2007年08月08日 | 自然観察日記
 若いつぼみが今弾けそうです。握り拳ほどもある大きさです。
 セリの仲間は他種多様で区別が難しいとされます。本種も細かいことを見ていくといくつかのタイプがあるようです。詳しい決め事は判りませんが、越後の里山に見られるミヤマシシウドのタイプをミチノクヨロイグサという名で呼ぶ人もいます。

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敬老の日 おくりもの

ミヤマシシウド 2

2007年08月08日 | 自然観察日記
 花は、花火状の小さな花が無数に集まって大きな花序を作っています。一つ一つは色彩などではそれほどではないにしても、花序全体の造詣は見事です。
 多くの昆虫が吸蜜にやってきます。特に小型のカミキリムシの仲間の姿をよく見かけます。カミキリムシは繊細な飛び方は苦手ですから、大型のボール状の花序に向かって「ドサッ」と落ちるようにやってきます。少々アバウトな感じで受粉をしているんですね。

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ミヤマシシウド 1

2007年08月08日 | 自然観察日記
 高茎草原の主役ともいうべきミヤマシシウドです。「ウド」といってもこれはせり科の種でウコギ科ではありませんから山菜には向きません。越後の里山にも沢山ありますが、結構高山にもあって大型であるせいか存在感があります。