聖書日課 デボーションノート
聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。




列王記上 2:1 死期が近づいたとき、ダビデはこう言って王子ソロモンを戒めた。
2:2 「わたしはこの世のすべての者がたどる道を行こうとしている。あなたは勇ましく雄々しくあれ。
2:3 あなたの神、主の務めを守ってその道を歩み、モーセの律法に記されているとおり、主の掟と戒めと法と定めを守れ。そうすれば、あなたは何を行っても、どこに向かっても、良い成果を上げることができる。
2:4 また主は、わたしについて告げてくださったこと、『あなたの子孫が自分の歩む道に留意し、まことをもって、心を尽くし、魂を尽くしてわたしの道を歩むなら、イスラエルの王座につく者が断たれることはない』という約束を守ってくださるであろう。
2:5 またあなたは、ツェルヤの子ヨアブがわたしにしたことを知っている。彼がイスラエルの二人の将軍、ネルの子アブネルとイエテルの子アマサにしたことである。ヨアブは彼らを殺し、平和なときに戦いの血を流し、腰の帯と足の靴に戦いの血をつけた。
2:6 それゆえ、あなたは知恵に従って行動し、彼が白髪をたくわえて安らかに陰府に下ることをゆるしてはならない。
2:7 ただし、ギレアド人バルジライの息子たちには慈しみ深くし、あなたの食卓に連なる者とせよ。彼らは、わたしがあなたの兄アブサロムを避けて逃げたとき、助けてくれたからである。
2:8 また、あなたのもとにはバフリム出身のベニヤミン人ゲラの子シムイがいる。彼はわたしがマハナイムに行ったとき、激しくわたしを呪った。だが、彼はわたしを迎えにヨルダン川まで下って来てくれた。わたしは彼に、『あなたを剣で殺すことはない』と主にかけて誓った。
2:9 しかし今、あなたは彼の罪を不問に付してはならない。あなたは知恵ある者であり、彼に何をなすべきか分かっているからである。あの白髪を血に染めて陰府に送り込まなければならない。」

詩篇 34:2 どのようなときも、わたしは主をたたえ わたしの口は絶えることなく賛美を歌う。
34:3 わたしの魂は主を賛美する。貧しい人よ、それを聞いて喜び祝え。
34:4 わたしと共に主をたたえよ。ひとつになって御名をあがめよう。
34:5 わたしは主に求め 主は答えてくださった。脅かすものから常に救い出してくださった。
34:6 主を仰ぎ見る人は光と輝き 辱めに顔を伏せることはない。
34:7 この貧しい人が呼び求める声を主は聞き 苦難から常に救ってくださった。
34:8 主の使いはその周りに陣を敷き 主を畏れる人を守り助けてくださった。
34:9 味わい、見よ、主の恵み深さを。いかに幸いなことか、御もとに身を寄せる人は。

マタイ 7:7 「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
7:8 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。
7:9 あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。
7:10 魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。
7:11 このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。


遺産を相続する場合、どんなに多くの遺産があっても、負債がある場合、それらも一緒に相続しなければならないそうである。
遺産とは異なるかもしれないが、遺言についても、もしそれが祝福と呪いの両方を含んだものである場合、受ける者は相当大きな負担を強いられることになる。
ダビデがソロモンに残した遺言にも、祝福と共に幾つかの呪いの言葉が含まれていた。
その内容とは、かつて自分を苦しめた人たちへの討伐を命じるものである。
数々の偉大な働きをしたダビデであったが、彼の功績は血塗られた戦に染められたものに占められ、多くの人間の命を奪うものであったことに違いない。
そして、自分の息子ソロモンにも、その後の後始末を託そうとしているのである。
なんとも悲しいことである。
せめて、戦いの時代は自分の代で終わらせて、息子の時代には平和を願う事はできなかったのだろうか。
翻って、イエス様の十字架の出来事を想う。
イエス様の十字架は、全ての戦いを終わらせ、真の平和をもたらすためのものであったと言えるだろう。
しかし、そのために、イエス様は自らの命を犠牲として捧げられたのである。

エフェソ2:14 実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、
2:15 規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、
2:16 十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。
2:17 キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。
2:18 それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。

そろそろ子育ても終わろうかと言う世代に差し掛かり、果たして自分は子供らに何を残せたのだろうかと振り返ってみる。
多くの呪いの言葉も口から吐いたかもしれない。
もし、そんな記憶があるなら、どうか主にあって赦して欲しい。
多くの反省と共に、これからは一切の呪いの言葉を無くし、少しでも多くの祝福の言葉を残していけるよう、主にあって残りの人生を歩んでいきたいものである。


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