所在地 八坂神社・天澤寺 兵庫県川辺郡猪名川町木津字寺垣内8
県道12号線の脇にも、大きな案内板があります。車は100mほど先の「ふるさと館」に止めて
八坂神社の鳥居は神明造で立派で、この先の長床の下を通って、境内へまいります。時期的に紅葉の時期には終わりでしたが、シーズンには綺麗でしょうね。
この上の建物は、江戸末期の造営と推定される。間口12.15メートル、奥行き3.9メートル。長床中央に直径2.66メートルの廻り舞台があり、農村歌舞伎特有の独楽回し式で、町内の長床で回り舞台が現存するのはここだけでこの下を潜ります。
由緒・・・
応永十一年(1404年)、播磨国広峰山牛頭天王(現、姫路市、広峯神社)を勧請し鎮守社としたのが始まりと伝えられています。明治維新の廃仏毀釈によって鎮守社、牛頭天王社は独立し、現在の八坂神社と改称されました。
八坂神社の左隣には天沢寺が位置します。
このお寺は、応永十一年(1404)には真言宗を浄土宗に改めたそうですね。石段を上がっていきます。
天平二年(730年)東大寺の大仏建立などにつくした行基が楊津院建立したと伝えられています。楊津院は、行基が近畿一円に建立したとされる四十九院の一つであり、その後身が天澤寺と伝えられています。
境内の石灯籠には応永10年(1403)銘が入っています。この時期の石灯籠としては、 県下でも稀な例であるため兵庫県指定文化財になっています。 総高:1.86m
次回をお楽しみに では またね