所在地 名草神社 兵庫県養父市八鹿町石原1755―6
名草神社は、養父市八鹿町妙見村に鎮座し、妙見山(標高1139m)の中腹(標高800m)に位置し、古くは妙見社と称して、近世の但馬地方における妙見信仰の拠点として栄えました。明治6年、豊岡県の伝達により、妙見社から名草神社に社名を変更しました。
養父市の市街地を外れて細い山間部の道を約8kmほど走っていると野生の鹿に遇いました。可愛いですね~
三重塔の近くまで車で行くことができますが、手前で車を止めて歩いてみました。大きな杉林が続く道涼しいです。
山道を歩いていると三重塔が浮かび上がって来るようで、重要文化財(国宝)である。元々、出雲大社に建てられていた塔を大社建築用の杉をこの山から提供した返礼に出雲から運ばれてきたと伝えられています。
山奥に日本一高い場所にある名草神社の三重塔です。養父市内では、明治37年2月18日指定の「名草神社三重塔」が重要文化財の指定されました。
三間三重塔婆を過ぎると幅の広い石段が現れる。大きい鳥居の向こうに拝殿が見え、石段を登りきると本殿があります。 宝暦四年(1754)に造営されている。正面が九間、側面が五間、向拝付入母屋造で、屋根はこけら葺で正面に千鳥破風と軒に唐破風が付いている。向拝の両側の柱には口を押さえた獅子と耳を押さえた獅子、その上の軒下には力童子などの彫刻が多い江戸時代の神仏習合の神社建築ですが、今は改修工事です。
由緒の、 社伝等によれば、敏達天皇十四年(585)、紀伊国名草郡出身の養父郡司であった高野直夫幡彦が当時流行した悪疫に苦しむ民を憐れんで、故郷の祖神を石原山(妙見山)に祀ったのを創祀としています。
これで名草神社にある本殿、拝殿、三重塔の3棟の建造物が国指定の文化財になりました。国指定の建造物が3棟も並ぶ場所は北近畿でも他にはありません。江戸時代に建てられた大規模な本殿と拝殿は大変すばらしいものであり、兵庫県を代表する貴重な建造物です。現在改修工事をしていますが、工事関係者に聞くと終わるのが来年の秋の終わりごろのようです。
次回をお楽しみに では またね
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