所在地 美作滝尾駅 岡山県津山市堀坂263
味わい深い木造駅舎が残る美作滝尾駅。因美線の津山-美作加茂駅間が開業した1928(昭和3年)に建てられた駅舎で、古き駅舎を飾るように、車寄せの両側に2本の松が植えられ味わい深い木造駅舎が残る美作滝尾駅を見にちょっと出かけました。
窓枠は木製で内部など、各所が非常に原形を留め、「昭和初期の標準的な小規模駅舎」という点が評価され、20008年11月1日付けで登録有形文化財となりました。現在では無人駅となっています。
戦前に建築された古い木造平屋作りの駅舎は「男はつらいよ」シリーズの最終作となった「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の冒頭のシーンに登場し、駅前には映画の撮影が行われたことを記念した碑も建てられています。
美作滝尾駅は登録有形文化財に指定されていて、昔のローカル駅の設備を現代に伝えています。
駅舎の中には小さな待合室があり、向こうには木造のままの改札口が昔の駅の趣を留め、きれいに整備されていてとても居心地のいい空間だ。室内には登録有形文化財に関する新聞記事、寅さん映画ロケの様子の写真などが展示しています。
無人駅とは言え、窓口の奥には有人時の造りをよく留めており、置かれいるデスクや椅子は窓口の古び具合と違和感は無く、昔からこの駅に置かれていた備品なのかも知れない。イベントに使用する寅さんも また 柱時計が懐かしいですね
改札口を抜けるとホームが、現在では地元の人々が駅運営委員会を作り、清掃、花壇の手入れなどの管理をしているようで、今日も3人の方が駅舎のまわりを綺麗に清掃していました。駅を愛する地元の人々があってこそでしょうね。
ホームには地元の人たちが育てた花が綺麗に咲き、ホームの向こうには野菜畑があり車窓から長閑な風景が見られるようです。
美作滝尾駅、AM9:07発の津山行きの車両が入ってきました。ここの路線は、1~3時間に一本ほどしか走っていません。
この時間3人ほどの乗客がありました。キハ120形気動車(キハ120がたきどうしゃ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)のローカル線用の小型気動車です。JR西日本の地方交通線向け標準型気動車として、1991年(平成3年)に製造が開始されました。
因美線、津山線などで使われる「キハ120系」の塗装は、私の好きなデザインですね
美作滝尾駅の下の田んぼでは「田んぼアート」が、津山市に隣接する勝田郡奈義町出身の漫画家・岸本斉史さんによる作品で、現在本学のある美作地域には、美作国建国1300年を記念してナルトでラッピングされた「ナルト列車」が走っているようです。
長閑な田園風景の中の美作滝尾駅を離れて行く「キハ120系」です。
「キハ120系」気動車が加茂川鉄橋を渡って行きます。
この時期は、この周辺では田植えが始まり農家の方はいそがしそうです。
美作滝尾駅では、「キハ120系」が走り去り無人駅の静かなひと時を迎えます。
次回をお楽しみに では またね