日~水と自宅で休む。院生の学会論文のチェックをした以外は、1号&2号の世話と大掃除など。
大晦日は「のだめ ヨーロッパ編」を1号と見、紅白は「ポニョ」と「エンヤ」のところだけ見、それ以外は裏番の「ガキの使い:第二部:笑えない新聞社編」を1号と見(←笑った)、さらに恒例の「N響第9演奏会」(←ダメだった。独唱陣)を見、最後はやはり「クラシック・ハイライト」(NHK教育)と「ゆく年くる年」(NHK第一)の同時鑑賞で〆めさせていただいた。
依然として「ゆく年くる年」を凌ぐ番組はない。近年、「紅白」との落差が広がっているところがまたイイ(←むろん「紅白」のほうが変質している)。
クラシック・ハイライトも楽しめた。
特によかったのは以下。
ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)とイタマール・ゴラン(ピアノ)によるサン・サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」(←超絶)と、
ムーティ&ウィーンフィルによるチャイコの5番(←ご立派)、
それから、ヤルヴィ&フランクフルト放送響によるブル7。ただし、演奏よりヤルヴィの指揮姿(←なんたる繊細な)。
まあまあだったのは、
ワルテル・フラッカーロ(テノール)の「トゥーランドット」と、
ダニエレ・デ・ニース(ソプラノ)のスザンナ(「フィガロ」)など。
いまいちだったのは、
シフ(ピアノ)の「ワルトシュタイン」、
プディボン(←カワイイ)はへんなギミックなしで堂々と歌ったほうがイイと思うのはボクだけか。
ボストリッジ(テナー)のブルースもいまいち(←ブルースをナめないほうがイイと思うな)。
元日は、ウィーンフィルのニューイヤー・コンサート。
今年は、バレンボイム指揮とあって、演目がとてもユニークだった。
彼の派手な指揮はキライだが、ちょいとばかし貴族的でスノッブな「ニューイヤー」にエキゾティックな選曲はなかなかによかった。
中東に和平を!と、政治的なメッセージも忘れなかったし。
正月3日、BSデジタルにて、昨年9月松本で開催された
サイトウキネンフェスでの小澤指揮のマラ1「巨人」を見る。ショルティを彷彿とさせる熱い演奏で興奮させてもらった。
年末年始のクラシック番組はこれでほぼクリアしたが、唯一の心残りはベルリンフィルのジルヴェスター・コンサートを見逃したこと。ラトルがアメリカ音楽をどうさばくか、興味深かったのだが。残念。