
西日本豪雨で浸水被害を受け、多くの住民が身を寄せる岡山県倉敷市真備町地区の避難所で、布と紙でできた間仕切りの設置が始まった。避難生活の長期化が懸念される中、プライバシーの確保に役立てる。
約300人が身を寄せる真備町市場の薗小学校。13、14の両日、体育館と一部の教室に間仕切りが設置された。扇風機の風に、白いカーテンがなびく。
紙の筒を組み立て、白い布をカーテンのように掛けるだけの簡単な構造。建築家の坂茂さん(60)が考案し、東日本大震災や熊本地震の避難所でも使われた。真備町地区では三つの小学校などに500セットが設置される。
「家のようにとはいかなくても、ありがたい。布だから風も通って涼しい」。真備町有井の70代女性は教室の間仕切りの中で、炊き出しの冷たいうどんとおにぎりを食べながら笑顔を見せた。
同所の小中義美さん(61)は「外から見えなくていい。けっこう廊下の人がのぞいている感じがしていた」と話す。教室は廊下側もガラスになっており、廊下を通る人は教室の中の様子が見える。20代の娘2人も一緒に避難しており、着替えがしやすくなったという。 ***************************************************************************
昨夜、間仕切りが避難所に設置されたとの報道で、熱がこもり蒸し暑くならないかと
心配していましたが、杞憂だったようです。
風も通って涼しいと被災者の方々には、まずまずの好評の様子です。
記事にはありませんが、薗小学校には10日にクーラーの設置も済んでいます。
クーラー。岡山県 #真備地区 は岡田小学校、薗小学校、二万小学校の避難所3か所に35台のクーラーが稼働済み(業務用30台、スポット5台)。#水島地区 では、避難所6か所で42台のクーラーが稼働済み(業務用30台、スポット12台)。
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) 2018年7月10日
また13日からは豪雨災害への対応状況に関する情報は官邸に
「平成30年7月豪雨災害対策特設ページ」が立ち上げられています。