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日々気になる事を記します。共感してくださる方もそうでない方もちょっと立ち止まって考えて頂ければ、うれしいです。

東京三多摩地域の拉致・失踪【調査会NEWS3563】(R4.2.10)

2022-02-11 00:49:55 | 拉致問題

荒木和博さんは拉致は日本海側だけではないとの話を時々されますが、

昨日のブログに具体例が列挙されていましたので、荒木さんと同年代の方は当時の事を思い出しながら、

また年代が下の方も、日本にはそんな時代があったと思いながら拉致問題について考えて頂ければ幸いです。

東京三多摩地域の拉致・失踪【調査会NEWS3563】(R4.2.10): 荒木和博BLOG (way-nifty.com)

「三多摩」と言ってもご存じない方が多いと思います。昔福井に車で行ったとき、ナンバープレートを見た地元のお年寄りに「多摩というのはどこですかのう」と聞かれたことがありました。東京都で23区の西側全部を指します。旧北多摩郡・西多摩郡・旧南多摩郡のことです(北多摩郡と南多摩郡は自治体が全部市になって郡が消滅)。現島しょ部を除く東京都の面積の三分の二、人口で三分の一になります。

 この三多摩、特に中央線沿線では次のような事件が起きています。

●昭和39年(1964)6月 工学院大の学生馬場昌一さんが日野市の自宅を出たまま失踪

●昭和46年(1971)8月 私と同じ中学の1年後輩(2年生・在日)が北朝鮮に行って戻らず

●昭和48年(1973)11月頃 東京経済大(国分寺市)の学生塚越義正さんが旅行中のパキスタンで消息を絶つ

●昭和49年(1974)年5月 荒谷敏生さんが富山県で失踪(妹で特定失踪者家族会幹事の矢島文恵さんが東久留米市に在住)

●同年12月 秋川市に住む会社員石川和歌男さんが会社の忘年会の後車ごと失踪

●昭和50年(1975)1月 非公開男性が立川市の下宿を出たまま失踪

●昭和51年(1976)2月 東京学芸大(小金井市)の学生藤田進さんが埼玉県川口市の自宅を出たまま失踪

●同年3月 亜細亜大(武蔵野市)の卒業生布施範行さんが名古屋で失踪

●同年7月 電気通信大(調布市)の学生高野清文さんが神津島で失踪

●昭和52年(1977)9月 三鷹市役所のガードマン 久米裕さん拉致(政府認定)

●昭和53年(1978)7月 中央大学(八王子)学生の蓮池薫さんが新潟県柏崎市で拉致

●昭和54年(1979)5月 西多摩郡に住む都庁職員と交際中の女性が旅行中石川・富山の県境で拉致未遂

●昭和56年(1981)7月 日野市に住む会社員上田俊二さんが自宅アパートを出たまま失踪

●同年9月 非公開男性が国分寺市の自宅を出て失踪

●昭和57年(1982)9月 都庁職員永山正文さんが東大和市の自宅を出たまま失踪

●昭和60年(1985)9月 非公開男性が府中市の自宅を出たまま失踪

●平成3年(1991)4月 非公開男性が国立市の自宅を出たまま失踪

●平成5年(1993)1月 非公開女性が八王子市の自宅を出たまま失踪

●平成8年(1996)9月 非公開男性が町田市の自宅を出たまま失踪

●平成12年(2000)1月 日野市に住む会社員浜崎真嗣さんが自宅アパートを出たまま失踪

●同年9月 府中市の佐藤順子さんが旅行中スイス・ツェルマットで失踪

●平成14年(2002)11月 角田麻衣さんが三鷹市の自宅を出たまま失踪。

 これ以外に警察のリストでもいると思いますが、すごい数です。荒谷さんの場合は完全に富山県の事件ですが、他県や島しょ部で失踪した特定失踪者の場合、三多摩地域にいたときに何らかの形で目を付けられたのではないかという疑いのある人もいます。

 また、久米裕さん拉致の昭和52年(1977)を前後して私と同世代の人たちが拉致されたり失踪しています。蓮池薫さんは私の1歳下、藤田進さんと高野清文さんは私と同じ歳です。

 このルートは中央線をさらに甲府・松本と行って大糸線につながる、いわゆる「大町ルート」の線上にあります。朝鮮大学校も国分寺から北に2駅のところです。私は60年近く三多摩の住人なのですが、あらためてすごいところだったのだと感じている次第です。

 

これらの拉致事件を過去のものとしてとらえるのか、現在進行形ととらえるのか。

過去のものだとしても、被害者たちは日本に帰国する事も叶わず、自由のない国、貧しい国で生活をしているのです。

電力事情も悪く、物も潤沢でなく、いわば日本の50年前のような生活。

密告社会であり、下手したら収容所送りになるかもわからない、

そんな厳しい生活を強いられている日本国民がいる事を想像してもらいたいです。

 

 


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