昨日に続き、拉致被害者家族に対する政府の非情な対応について、荒木さんがお話ししてくれています。
それにしてもやはりと言うか、福田さんの態度、発言が冷たいのがよく分かりました。
なんか冷たいんですよね。そして相手を見下しているような言い方です。
一番有名な言葉は、首相辞任時に記者から
「総理の会見は人ごとのように感じるという国民が多かった」との質問に
「人ごとのようにとあなたはおっしゃったが、私は自分自身は客観的に見ることができるんです。
あなたと違うんです」との言葉。
あの時はビックリしましたね。
あなたと違うんです! 福田辞任会見の決定的瞬間
その発言の6年前、拉致被害者に対する福田氏の非道な態度を荒木和博さんが述べています。
飯倉公館事件の続きと調査会ができるまで(6月19日のビデオメッセージです)
血も涙もない、と言いますが、正にそれだと思います。
拉致被害者家族の心情を全く理解できていなかったのがよく分かりました。
息子や娘が行方不明になり、生存しているかどうかも分からず不安の日々を送っていた親御さんたち。
そんな相手にあのような態度をとれますか?
やはり福田さんは「あなたと違う」と言うだけあって、常人とは違う考えの持ち主だったのです。
当時、安倍さんが親身になって手を尽くしていたと思うと
如何に政治家たちは拉致問題に無関心だったかよく分かります。
※安倍さんの盟友の中川昭一さんも尽力されていたようです。
せめて蓮池さんたち5人の被害者が帰国した時にもっと行動していたら、
もっと世論が盛り上がり、全国民が怒りを北朝鮮や朝鮮総連にぶつけていたら、
子供の顔を見ずに多くの親御さんたちを悲しませずに済んだのに、
日本の地で残りの人生をやり直せたのに、
そんな気持ちになります。
既に拉致被害者たちは日本での生活よりも北朝鮮での生活が長くなっています。
失われた時間は取り戻せません。
しかし何とか日本の地を再び踏んで欲しいです。
日本に帰国できても満足な生活を送れないでしょう。
現在、帰国できた拉致被害者への補償はどうなっているのか知りません。
しかし国として出来る限りの補償と共に、申し訳なかったと懺悔すべではないでしょうか。