10日午後、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船4隻がおよそ2時間にわたって日本の領海に侵入し、第11管区海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

海上保安本部によりますと、尖閣諸島の大正島の沖合で、中国海警局の船4隻が、10日午後4時ごろから相次いで日本の領海に侵入しました。

4隻はおよそ2時間にわたって領海内を航行したあと、午後6時ごろまでに領海を出たということです。

4隻は午後6時現在、大正島の東北東およそ22キロから27キロの領海のすぐ外側にある接続水域を航行しているということで、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは、先月30日以来で、ことしに入って17回目です。

また中国海警局の船が接続水域内を航行するのは、10日で60日連続となり、日本政府が平成24年9月に尖閣諸島を国有化して以降、最長となっています。

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