・・・・・・「いちはやく身元が特定された東京都の23歳女性については、11月6日の時点で、遺族が警視庁を通じて、各報道機関に文面を送っています。それは《亡くなった娘の氏名報道はお断りするとともに……》という一文で始まるものでした」
そんな要請があったにも関わらず、23歳女性の実名は報じられ続けたのだ。
「10日未明に、残り8人の身元が判明したことを警視庁は会見で発表しました。そして遺族たちからの文面を報道各社に配布したのです」
それは8人の被害者たちの遺族や、遺族が依頼した弁護士たちによる9枚の“要請書”だった。冒頭で紹介した福島県の17歳高校3年生の母親による直筆書面も、そのうちの1枚だ。遺族たちが求めていたのは取材の自粛と、顔写真や実名報道をやめることだった。・・・・・・・
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座間市のおぞましい事件に震撼し、犯人に強い怒りを感じた人も多かったと思います。
この事件が報道し始めた頃は、被害者はどんな人なのだろうか、と思いましたが
全員の身元が判明してからは被害者の名前のみならず、顔写真までテレビでは報道されました。
被害者のご家族は了承しているのだろうか、あんな凄惨な殺され方をしたのに、その上顔まで・・・。
そう思っていました。
やはり、ご家族は名前も報じられる事を拒否していました。
それも被害者全員の家族が。
個別に報道機関に要請したのではなく、警察発表の際に要請書が配られていたのです。
マスコミには良心はないのでしょうか。
年齢や性別を知りたいと思っても、名前や顔まで知りたい人はいますか?
いたらその人はただの興味本位ではないでしょうか。
ところで煽り運転による死亡事故が問題になり、意外とその被害にあった人も多く
ドライブレコーダーの映像がテレビでも流され、社会問題になっていますが
悪質な言い掛かりや恫喝をしている人の顔にはモザイクをかけている事に違和感があります。
あれこそ顔を晒すべきではないでしょうか。
それが抑止力になり、それによって悲惨な事故を防げるならモザイクをかける必要性はありません。
同じようにタクシーの客の暴力沙汰が問題になり、
最近も北海道で弁護士による料金踏み倒しに運転手への暴力がテレビで報じられていますが
あれこそ顔を晒すべきだと思います。
報道各社には報道基準があるのでしょうが、座間事件での被害者の氏名や顔写真を報じる意味を聞きたいです。
遺族の「お願い」も無視してまで報道した意味を聞きたいです。
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