考えもやる事も整理整頓

2008-07-14 | 社労士日記
朝も清々しく今週も始まりました・・・多少の寝苦しさはありましたけどね

算定時期も過ぎ、今年後半にやりたいことや今日も宿題をいただいたり、引き続きの作業もあったり

ということで、いろいろ資料を集めたり・・・整理整頓して取り組みたいところ

と無理矢理感もありつつ、今日は遅くなりましたが、下の記事に繋げて終了


***** 日経夕刊「クラスルーム」(7/11)より ここから *****
『教室の整理整頓 生徒の心 落ち着かせる』

最初に勤務した学校は、「荒れた中学校」だった。授業妨害やエスケープは当たり前。気に入らないことがあれば教員に暴言を吐き、時には暴力をふるった。教室の壁や扉は生徒たちの欲求不満のはけ口となり、パンチや蹴りであちこち穴が開けられ、掲示物は破られた。

1年生教員の私は、それまで経験したことのない惨状に翻弄され、自分が何をすればいいのかも見失い、途方に暮れ、教員を続けていく自信を喪失していた。

ある日、生徒の下校後の教室に行った。ぐちゃぐちゃの机やいす、チョークで汚れたままの黒板、教科書が散乱したロッカー、穴の開いた清掃用具庫、破られ垂れ下がった掲示物・・・・・・。荒れ果てた光景を見ていると己の指導力不足を見せつけられているようで、情けなくて涙が出た。

経験も力量もない自分にできることは、せいぜいこれぐらいだと思い、その日から毎日、誰もいなくなった教室の掃除を始めた。

机を並べ直し、ロッカーの整頓をする。床を掃き、ぞうきんをかける。黒板をきれいにふきとり、壊された個所は大工さんになったつもりで補修した。不思議なことに、整然となった教室を眺めると、なぜか明日への活力がわいた。

掃除を始めて2カ月ほどたったころ、ワルの一人が、「昨日、おれの机の中いじった?」と聞いてきた。前日、あまりに乱雑な彼の机の中を勝手に整頓してしまったのだ。「まずかったか?」と言うと、意外にも「いや、サンキュー」と笑顔で返した。そして、そのころから、なぜか教室の物が壊れることはほとんどなくなった。それだけでなく、生徒たちが見違えるように落ち着き始め、授業が正常に行えるようになった。

それから、何年かがたった。ジュリアーニ市長が「割れ窓理論」を掲げ、世界で最も危険な都市といわれた米国ニューヨーク市を立て直したと聞いて、まさに環境によって人の心は左右されると実感した。

もちろん、あの時、生徒が落ち着いたのは、私だけの力ではない。周りの先生方が、それぞれ様々な働きかけをしてきた結果である。でも、あの体験は、無駄に思えるような小さな取り組みをこつこつ積み上げていくことこそが、教育の根幹であることを、駆け出し教員の心にしっかりと刻んでくれた。

中堅といわれるようになった今でも、教室環境を整えることが、私の学級づくりの最重要事項である。
(学校研究会)
***** 日経夕刊「クラスルーム」(7/11)より ここまで *****


MISIAの番組録画したのはいいけど、いつ観るんだろ
コメント
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