昨日500mを超えたらしいスカイツリー
押上で乗り換えたついでに見ときました・・・といっても、手前の建物であまり見えなかった
昨日の続きでもないけれど
溝を埋めるのが言葉であって、どんな言葉を発するか思考・試行・志向・施行することが成長か
***** 日経夕刊(12/1)「さらりーまん生態学」より ここから *****
『「灰皿」にならないよう発言を』
企業の社内セミナーで講師を頼まれたり、社内報で対談をなどと依頼を受けることがある。
その際、事務方の若い社員と事前の打ち合わせをするが、担当部署の部長が一緒だったり、役員や社長が同席されることも多い。ときには食事を一緒にという場合もあるのだが、最近どうも気になることがある。
そうして何時間かをともにする間、一言も発しない若手社員をよく見かけるからである。
といっても、決して退屈そうなわけではなく、話を聞いていないわけでもない。むしろこういう場面で出会う青年はとてもにこやかで、まじめそうで好感が持て、社内でもきっと優秀な人材だろうと思わせる。
だが終始笑顔を保ちながらも、上司や私の話にひたすら黙ってうなずくだけ。自身の言葉は一切発しないのである。
上司や役員が同席する場で、若手社員が話に口を挟むなど礼を失するとでも言いたげで、奥ゆかしいには違いない。だが、本当にそうなのだろうか。
私が若かったころは、「せめて一言だけでも発言しろ。でないとテーブルの灰皿と同じだ。灰皿に給料を払う気はない」などと言われたものだ。発言しないと、自分の存在そのものが無視される。だから必死で食らいついていったものである。
発言するとなると、より深く聞かねばならないし、自分をどうやって印象づけるか、考えを端的にまとめる訓練にもなる。
くしくも、来春の新卒大学生の就職活動が話題になるなか、外国人留学生の存在が際立って注目を浴びていると聞く。数カ国語を自在に操り、積極的で、自分を売り込む術にたけた留学生たちが、日本人学生たちを圧倒しているというのである。
社会の競争構造が変わってきた現代、社内の美学より、個人の発進力の強化こそが勝負の鍵を握るようになる。
(作家 幸田真音)
***** 日経夕刊(12/1)「さらりーまん生態学」より ここまで *****
別に会議に限ったことでもなく・・・ただまぁ、放ちっ放しでも成長はないだろうけどね