牧師室だより 2013年11月10日 信仰告白の意義
私たちは、今年の3月17日の計画総会の時に、成文化した「平塚バプテスト教会信仰告白」を承認した。承認したらそれでおしまい、神棚にでも飾っておけばよいのでは困るので、4月から第一主日礼拝で、信仰告白の1項目ごとを取り上げ、ともに信仰告白の確認と各人の信仰の深化のための時を持っている。また、なくさないためといつでも読みやすいように、教会規則・細則と合わせて製本し、配布した。今、それは皆さんの家のどこにおいてあるでしょうか。
この「信仰告白」にはどのような意義があるのでしょうか。私たちはバプテスマを受けるとき、自分の信仰が問われます。同じように、牧師を招聘したり、按手を授けるとき、自分たちの教会の信仰も問われます。そのように、常に自分たちの信仰を吟味し、確認していく必要があります。
また、バプテスト教会は各個教会主義であり、自主独立の教会であって、他教会からの干渉を拒み、また他教会に干渉することを慎みます。もちろん他教会の連携と協力は惜しみません。そのような教会であるからこそ、独自の「信仰告白」が大事なのです。
教会に集まって来る人たちは実に多種多様で豊かです。多種多様な豊かさがバラバラでは困ります。「バラバラでいっしょ」の教会でありたい。そこで、一致の基準が必要となります。「教会規則・細則」もその一つですが、「信仰告白」こそが教会の一致の基準です。
私たちが伝道するときにも必要です。自分の信仰を家族や知人・友人に説明(証し、伝道)するためには、簡潔な信仰内容を含んだ「信仰告白」は大変有効です。あいまいな説明では混乱と不信を招きます。うまく説明できないときは、「信仰告白」の冊子を読んでもらうのもよいでしょう。
「信仰告白」は賛美の言葉であり、決断の言葉であり、また悔い改めの言葉です。その意味からも、信仰の唯一の基準である聖書の真剣な解釈でもあります。
「信仰告白」の理解を深め、教会の一致と信仰の深化を目指し、福音宣教に励みましょう。