牧師室だより 2014年3月23日 餅つきは楽しい
先週の木曜日はあいにくの雨だったが、予定通り「炊き出し」を行い、教育館で総勢15名で温かくておいしいトン汁とおにぎりを食べた。翌日の金曜日は、暖かい陽気で、楽しい「餅つき会」を行った。赤ちゃんから高齢者まで50名を超す方々とつきたてのお餅を堪能した。
餅つきは文句なしに楽しい。餅つきの魅力とはなんだろう?まずはなんといっても、つきたてのやわらかいお餅を食べられるということ。あのおいしさは、市販品のお餅では決して味わうことはできない。次に挙げられる魅力、それは餅つきを通して多くの人と交流が持てるという点。白くあたたかな湯気を立ち上らせるセイロ。一つの臼を囲みワイワイと笑顔で餅をつく子どもに大人。そんな和やかな雰囲気が人との距離を一気に縮めてくれる。
炊き出しの会食にしても餅つきにしても、みんなでワイワイ言って食べる食事は楽しい。まさに天国。以前にも紹介したが、韓国の詩人金芝河の作品を思いだす。
飯が天です
天を独りでは支えられぬように
飯はたがいに分かち合って食べるもの
飯が天です
天の星を共に見るように
飯はみんなで一緒に食べるもの
飯が天です
飯が口に入るとき
天を身体に迎えます
飯が天です
ああ 飯は
みんながたがいに分かち食べるもの
この詩は、主イエスとの共食を指し示す。それは神の国が一緒に飯を食うことから始まることを端的に示している。神の国の宣教を担う教会にとって宣教の原点を示している。炊き出しも餅つきも神の国の先取り。