昨晩、横浜アリーナで、WBC世界フライ級とWBA世界ミドル級のWタイトルマッチが行われた。
1試合目で、前日、計量に失格して王座を剥奪された前王者比嘉大吾(22・白井・具志堅スポーツ)は、同級2位のクリストファー・ロサレス(23・ニカラグア)と対戦したが、3回1分14秒TKOで破れ、元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史らを超える16連続KO勝利の日本新記録は達成できなかった。ロサレスは世界初挑戦で王座を獲得した。
ファイナルのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32・帝拳)は、同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(38・イタリア)に8回、強烈な右フックを浴びせTKO勝ち。日本勢初となるミドル級での初防衛に成功した。
日本の世界王者では最重量となるミドル級は、1995年に竹原慎二が世界チャンピオンになったが、竹原は1回目の防衛戦に失敗した。
村田は、世界で猛者ぞろいのミドル級で、ロンドン五輪ミドル級金メダリストとしても、真価が問われる初防衛戦だったが、期待どおりTKOでものにし、日本人として同級初めての防衛を果たした。
昨晩のW世界戦は、比嘉の連続KO勝ち、村田の初防衛戦と、これ以上ない豪華なイベントだったが、比嘉が王座を剥奪され、悲運の敗北を喫し、村田の初防衛と二重の喜びには至らなかった。「関連:2017年10月24日」
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