IR(統合型リゾート事業)への参入を巡って中国企業から数百万円の現金を持ちこんだ問題で、東京地検特捜部から家宅捜索された自民党の元内閣府の副大臣秋元司衆院議員が逮捕された。
同議員は、今までこの中国企業に頻繁に出入りしていたことが分かっており、28年当時IR創設委員会委員長、29年内閣府副大臣としてIR法案に関与、その立場を利用し、参入に便宜を諮ろうとした疑いが持たれているようだ。
関係者によると、秋元容疑者は中国企業の日本国内でのIR参入に絡み、同社に便宜を図る見返りとして、元政策秘書らを通じ現金を受け取った疑いが持たれている。特捜部は、中国企業側についても贈賄容疑での立件を視野に捜査しているもようだ。
秋元議員は、自民党に離党届を提出したが、政府・自民党の責任は免れず、野党は、国会閉会中審議を要求、政府の責任を追及することにしている。
それにしても、今時、中国企業相手ではあるが、絵にかいたような古典的汚職が発生したことは、やはり、長期政権の澱みが深まっている。
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