国際サッカー連盟(FIFA)が行った2011年の女子世界最優秀選手に日本代表(なでしこジャパン)主将のMF沢穂希選手(33)(INAC)が選ばれた。男女を通じ日本の選手が選ばれたのは、初めてのことだ。また、最優秀監督に日本女子の佐々木則夫監督が選ばれた。もちろんこれも本邦初である。
沢選手と佐々木監督が選ばれたのは、昨年7月に行われた女子Wカップで世界一になったことが最大の理由だろう。もっとも沢は、Wカップで最優秀選手になったのだから、選ばれるべき人が選ばれたと言える。
選考は、各国代表監督、主将、記者による投票で行うが、沢は、各投票部門で1位となり、世界から改めて認められ、「日本人でも、世界の最優秀選手になれる夢を与えられたというのは、意味があると思う」と誇らしげな表情も見せたとのことだ。
沢は、9日、スイスのチューリヒで行われた表彰式に、日本らしさを表現するため淡いブルーの着物姿で出席、ひと際観衆の目を引いたという。
一方、ちょうネクタイ姿で登壇した佐々木則夫監督は、ロンドン五輪に向け「世界のコンビネーションが高まれば、我々もその上をいかないといけない。五輪で完成形を示したい」と語った。
また、男子世界最優秀選手はスペイン1部リーグ、バルセロナのFWメッシ(アルゼンチン)が3年連続で受賞した(写真:女子世界最優秀選手に選ばれた沢(左)と男子世界最優秀選手のメッシ=AP・朝日)「関連:2011年7月18日」
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