アメリカの国防省などの秘密情報が流失され、内部告発情報をネット上で暴露する「ウイキリークス」がその内のごく一部を流し、米政府を震撼とさせている。ウイキリークスが入手した米外交文書は25万余件というから、コンピュータでなければ処理ができない膨大なものだ。ウイキリークスが12月2日まで流した情報は280件でほんの一部に過ぎないが、その中で、各国首脳の余り芳しくない寸評はともかくも、アメリカ外交の動きなどがあると言うから、アメリカにとっては、対外的な信頼関係を損ないかねない重大な問題だ。
イギリス紙によると、イタリアのフラティニ外相は、「世界の外交にとっての9.11だ」と警鐘を鳴らした。
アメリカのクリントン国務長官も、カザフスタンで行った国際会議で、各国に謝罪したと言うから、相当屈辱的だったろう。
このような機密情報が流失される背景には、60万人以上とみられるアメリカ政府職員や軍人らが、秘密文書を共有する軍のネットワークにアクセスできた問題がある。2001年9月の同時多発テロ発生を受け、政府内の情報共通促進を狙って作られた仕組みが、結果的に裏目に出たとのことだ。この仕組みは2005年まで存在したようだが、それまでの情報は誰でも自由に扱うことができた。
今回の情報源も、イラク駐留の情報分析担当をしていた陸軍上等兵という線が濃厚とのこと。彼は現在、他の事件で起訴され、米基地独房に拘束中で、諸々の情報流失は相当前に行ったものが、今になって表面に出てきた感じだ。ABCテレビによると、同時テロ以来、上等兵のネットには200万人がアクセスしているというから、もう止めようも無い。
何やら、先に大騒ぎになった尖閣漁船衝突事件のビデオを流した海上保安官を彷彿とさせるが、その規模や影響力から言えば、その比ではない。
イギリス紙によると、イタリアのフラティニ外相は、「世界の外交にとっての9.11だ」と警鐘を鳴らした。
アメリカのクリントン国務長官も、カザフスタンで行った国際会議で、各国に謝罪したと言うから、相当屈辱的だったろう。
このような機密情報が流失される背景には、60万人以上とみられるアメリカ政府職員や軍人らが、秘密文書を共有する軍のネットワークにアクセスできた問題がある。2001年9月の同時多発テロ発生を受け、政府内の情報共通促進を狙って作られた仕組みが、結果的に裏目に出たとのことだ。この仕組みは2005年まで存在したようだが、それまでの情報は誰でも自由に扱うことができた。
今回の情報源も、イラク駐留の情報分析担当をしていた陸軍上等兵という線が濃厚とのこと。彼は現在、他の事件で起訴され、米基地独房に拘束中で、諸々の情報流失は相当前に行ったものが、今になって表面に出てきた感じだ。ABCテレビによると、同時テロ以来、上等兵のネットには200万人がアクセスしているというから、もう止めようも無い。
何やら、先に大騒ぎになった尖閣漁船衝突事件のビデオを流した海上保安官を彷彿とさせるが、その規模や影響力から言えば、その比ではない。
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