アメリカ大統領選挙まであと12日となり、今日日本時間午前10時(現地時間22日午後8時)から最後の候補者討論会が行われた。
本当なら3回目の討論会になるはずだったが、2回目は、トランプ大統領が対面式で行うことを希望したのに対し、バイデン氏が、トランプ大統領が新型コロナ感染後だったため、これを拒否し、メデェア主催で別の方法で行ったため、対面式は今回が2回目となった。
前回は、バイデン氏に言わせると、トランプ氏が148回も司会者と自身の発言を遮ったため、稀に見る泥仕合となり国内外から顰蹙を買ったが、今回は、相手の発言中2分間はマイクの音量を切るという方策を取った。
その効果もあったのか、今回はトランプ氏も比較的穏当な態度で対応し、さしたるエスカレートもなく1時間40分にわたる討論を終えた。
内容的には、1回目の討論会と余り変わったところはなかったが、劣勢のトランプ氏が何とか挽回を図るため、バイデン氏の次男のウクライナ疑惑を俎上に上げ激論が交わされると構えていたが、司会者の巧妙なさばきがあったこともあり、トランプ氏がそれほどしつこく追及しなかったため穏便に終わった感じだった。
討論は新型コロナウイルス対策を中心に、オバマケア、中国問題、北朝鮮問題、経済、環境問題、移民、人種差別問題など幅広く議論され、両者が激高する場面もあったが、トランプ氏が出席した討論会としては穏便の内に行われた感じだ。
ただ、両候補が今回の選挙結果について真摯に受け止めるか否かの肝心なところは明確ではなかった
討論会前の全国の支持率はバイデン氏50.7%、トランプ氏42.8%だったが、討論会を終えてこれがどう変化するか注目される。「関連:10月21日」
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