昨日、SNSで、約11分間動画でしゃべったロシア民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏が、自家用小型機で到着したベラルーシに滞在していることが分かった。
それとともに、今回の事件でベラルーシのルカシェンコ大統領が、ワグネルのモスクワ進軍について、長時間かけプリゴジン氏を説得、思い止まらせたことを明かした。
また、ルカシェンコ大統領は、プリゴジン氏をはじめワグネルをベラルーシに受け入れ、同国に約8000人のワグネル兵士が駐留可能な基地の建設を進めていることも公表した。
ベラルーシにワグネル基地を置くことによって、ロシアはウクライナを北から攻撃する可能性が出てきた。
先に、ロシアはベラルーシに戦術核を持ち込んだことを明らかにしたが、ルカシェンコ大統領はワグネルのモスクワ進攻を阻止し、プリゴジン氏を受け入れ、ワグネルの基地建設を認めるなどプーチン大統領に大きな貸を作った。
これにより、ワグネルの創始者プリゴジン氏の命運はルカシェンコ大統領が握ったとも言える。
しかし、ロシアのプーチン大統領は、金づるになり、戦う傭兵のワグネルを括るプリゴジン氏を法律に照らして処分することはしないだろう。
その点で、ワグネルとプリゴジン氏は、ほとぼりが冷めるまで、ルカシェンコ大統領に預けておく形になったのかも知れない。「関連:6月27日」
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