正さん日記

世の中思いにつれて

高山が初防衛、井岡はチャンプに返り咲き=22日にボクシングW世界戦

2015-04-24 16:37:49 | スポーツ

 4月22日、大阪府立体育会館でボクシングW世界戦が行われた。最初にリングに上がったIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(31・仲里)は、IBFでの初防衛12回戦を同級9位・ファーラン・サックリン・ジュニア(タイ)と戦ったが、偶然によるバッテングで両眼を痛め、血だらけになっての戦いを演じ、結局9回ドクターストップで、規定によりこの回までの集計の結果、終始、手数、スピードで圧倒していた高山が完勝した。高山は両まぶたを35針も縫う負傷に加え、右太ももに重傷を負っていた。

 この日のメーンイベントは、WBA世界フライ級12回戦、チャンピオンのWBA世界フライ級王者ファン・カルロス・レベコ(31=アルゼンチン)に挑戦したのは、元世界ミニマム級、ライトフライ級2階級王者の井岡一翔(26・井岡)、井岡は昨年5月7日、IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロン(タイ)と対戦判定負けを喫してからほぼ1年ぶりの世界戦だった。

 チャンピオンのレベコはこの日まで防衛8回の強豪、しかしリーチで勝る井岡はアドバンテージを生かし、自分の距離で左ジャブ、ボディーをヒットさせ、時折、相手のハードパンチの打ち終わりに右を合わせる場面もあり、着実にポイントを重ねて2-0の判定で競り勝ち、デビュー18戦目で世界最速3階級制覇を達成した。

 この判定にレベコは納得しなかったようだが、確かに手数ではレベコは勝っていた感じだったが、有効打は少なく、ほとんど試合前と変わらない井岡の顔がそれを示していた。

 井岡は、元2階級王者の叔父弘樹氏(46)が4度挑んでかなわず、自分が2度目の挑戦でついに3階級制覇を手にした。

 この日の2試合は、高山が防衛、井岡が返り咲きという日本にとっては最良の結果となったが、高山は負傷、井岡は辛勝とスカットしない勝利だったことも事実だ。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 川内原発:は、住民の願いかな... | トップ | 安倍首相、お詫び抜きを貫くのか »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事