日本中注目の元号は「令和」と発表された。今日午前11時半過ぎに菅義偉官房長官が記者会見で発表し、その後、安倍晋三首相も会見して談話を読み上げた。
首相は「日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継ぎ、日本人がそれぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたいとの願いを込めた」と説明した。
新元号「令和」は、日本最古の歌集である「万葉集」が由来で、歌人の大伴旅人の文章から引用した。元号の典拠が日本古典(国書)となるのは初めてだ。
「令和」は、飛鳥時代の645年、孝徳天皇の「大化」以来248番目。これまで日本の元号の由来は確認できる限り全て中国古典(漢籍)だった
また、過去の元号に「令」の字が使われたことはなく、政府関係者によると「令和」が候補となったこともないとみられる。
説明によると。「万葉集」の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす(しょしゅんのれいげつにして、きよくかぜやわらぎ、うめはきょうぜんのこをひらき、らんははいごのこうをかおらす)」を典拠とした。
考案者は公表しない。政府は令和を含む六つの原案を提示したが、選に漏れた候補も明らかにしない。
5月1日の新天皇即位に合わせ、同日午前0時に元号が平成から改まる。
新元号にけちをつけるのははばかるが、安部首相のことだから、日本古典(国書)から引用するのではないかと予測されていたが、実際にそのとおりになった。
首相の談話も、懐古調で古めかしく、本人としては、してやったりという満足感がにじみ出ていた。そう言っては語弊があるかも知れないが、新元号にも忖度がなかったのだろうか。
有識者が決めたことに、無学者があれこれ言ってはいけないと思うが、疑問が1つ。「令」に、冫(にすい)をつけると「冷」という字になる。「冷酷」「冷淡」などを発想してしまう。
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